放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

踊れ、踊れ。

サカナクション2017  6.1ch Sound Around  幕張メッセに行く。

ギリギリの入場で、会場に着いた瞬間「新宝島」のイントロ。

ちょっとびっくりし過ぎてフリーズする。

シルエットや光線、スクリーン映像など、光を使った演出は誰が見てもいいだろうと思う。

そしてみんな踊らされる。いや、踊りに来ているのか。

 

帰りの歩く人々の中で「知っている曲が多かった」という声があったけれど、

あ、10年なんだ、と思う。

ホーリーダンス」もよかっただろうけれど、私は「グッドバイ」で帰る。

 

少しだけ風が吹いてくる。

「決める」を意識し始めて、少しだけ自分の思考が整理されてきました。

思考が整理され始めると、次に何をすればいいか作業の見通しが立ってきます。

何のために、を考えることが、次の行動を促すのだなと学んだところです。

 

さて、並行して授業の課題もあるわけで…

詩画教材の授業をどうするかチームで検討を重ねています。

今は美術教育の対話型鑑賞授業にスポットが当たっていて、

文献をまとめるのが私に与えられた役割です。

自分の勉強にもなるので、こういうのは楽しいなと思います。

 

今日は勤務校の学校祭です。

リサーチクエスチョンをどこに設定するか。

現段階での着地点が見えない。

 

自主的に行なっている小さな検討会で、突き当たっている問題をズバリ指摘されました。

確かに「リサーチクエスチョン」の吟味に時間をかけていなかったなと振り返りが起こります。

 

そこで実践における疑問、困難さ、不確かさ、矛盾などを問いの形で書き出してみました。

30個書きました。

書きながらさまざまな問題点が言語化され、論文の問いの立て方の重要性に改めて気づくのでした。

ひとまず、現時点での着地点はココと決めて、「授業改善のための学習記録」を軸にこれまでの調査をまとめました。

 

修士論文の最大の特徴は期間が限られていることです。

1年と少しの限られた時間だからこそ、課題と向き合う環境ができるのだと思います。

昨日の面談では2:8の法則を教えてもらいました。

2割のアイディアとそれを裏付ける8割の調査が論文を形成する、ということです。

2割の内容の充実が重要なのだけれど、その基盤をつくる8割のデータ分析に労力を注ぐ、という話でした。

正直私にはそこまで大きな論文を書く経験がないので何事も試行錯誤なのですが、

その分、限られた時間の中で作業と思考の時間をどれだけ持てるかが問われているのだと思います。

話さない努力

研究方法の本を読んだ。

とある本には、フィールドに入った感想をむやみに人に話すべきではない、ということが書かれてあった。

生徒の個人情報保護の観点からかな、と思ったがそうではなかった。

話してしまうと一度アウトプットされてしまうので書くことができなくなる、ということだった。

確かに書くことよりも話すことの方が情報の整理は簡単に行われてしまう感がある。

まずは一時的に自分の視点から言語化できることを書いてしまうことで、人との見方の違いもはっきりするのかもしれない。

自分のことを振り返っても、話すことに近い方が、安易な発言が多いもんな、と思う。

短期目標。

少し前向きに強制力を発動させて、着想論文提出のために文章を書き溜める。

書いているうちに、これは違うなと思って頓挫することが多い。

着地点を決めてしまえばよいのだけれど、言い訳がましくいろいろさまよっているうちに時間が過ぎていく。

人に読んでもらうものを書かなければならないので、自分の思考のあれこれでさまよっているようでは困る。

今週はとにかく決める。これまでの書いたものを整理してまとめることに集中する。