放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

他者との共有から変容を促す。

最近、授業参観をしていて「共有」がどのように位置付けられているか気になっている。 さまざまな学習記録を見るようになって、学びの共有や振り返りの共有について注目するようになった きっかけは大村はま昭和47年から同50年までの3年間の学習記録か…

書くことで足りないものを知る。

9月も残すところあと10日間になった。 教員になってから、この時期は学校祭期間で忙殺されて、 「あっという間に10月」という感覚が9月にはある。 今年は学校祭準備とは遠いところに自分がいるけれど、 正直そんなに調子よく回っている9月とは言えな…

中国に行ってきた。

いろいろなご縁があって、中国、主に上海の中学校や高等学校に行く機会を得た。 異文化との接触(という言葉ほど大きな体験ではないかもしれない)は、自分自身の生活を常にひっくり返してくれる有難い経験だ。古典教育、特に漢詩・漢文を学ぶ意義や方法を根…

「言うべきこと、言うべきではないこと」

何事も新しいことを始めるには周りの理解が必要だなと思うことがある。 作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books) 作者: Sylvia Libow Martinez,Gary Stager,阿部和広,酒匂寛 出版社/メーカー: オライリージャパン 発売日: 201…

古い。

どこかで聞いたことがある話、 使い古されたフレーズ、 何気なく言い易い流行の言葉。 丸かろうが四角かろうがとにかく 石ころを拾っては遊び、 満足してはひとりごちる日々。 でも、本当に見たいものは 誰も見たことがないような新しいもの。 形となって表…

「なぜ」という問いに対してどの程度対峙するのか。

着想論文検討会ではいつも現れる大きな問いがポイントとなった。 古典教育はなぜ必要か。 教材価値とは何か。 何を持って効果的な指導方法と言えるのか。 それぞれの問いについて多くの考えにアクセスするとともに、 今の自分たちが実感として言えることを大…

ことばとの出会いで考えが更新される。

昨日、「子どもの足跡から学ぶ」ということばをいただいて、ちょっとした言い方の違いでも、見方考え方が変わるものだなと実感している今日この頃です。

今読みたい本から自分の関心を探る。

ある先生が、授業を「美術や技術のように作業をしながら学べるものにしたい」というようなことをおっしゃっていた。その時、自分の中にも似たような授業の在り方を思い描いていたことに気が付き、腑に落ちる感じがした。 その後、今年の7月上旬くらいから詩…

現時点での評価考。

評価を知りたいというより、何が良いのかを知りたいと思ってきた。 作文一つをとってみても、 どんな書き出しが魅力的なのか? どんな題が読者に読みたいと思わせるのか? どんな表現が優れていると言えるのか? どんな文章の流れが読みやすいと言えるのか?…

もっと対等に話し合える場を、と言うけれど。

公開授業の事後検討の場に対する問題意識を持っている先生方は多いと思う。 議論が表面的な一問一答ばかりで、授業の核心をつかない。 一部の人だけの議論に終始してしまう。 肝心の学習者の姿に話が及ばない。 授業者の先生の中に思考の深まりが起こらない…

昭和47年度学習記録調査(1年生)

9時から16時まで学習記録閲覧室で学習記録を読む。 ・授業内容を書く学習記録と、振り返りを書く学習日記に分けられている。(おそらくこのあとフォーマットが変化する)。 ・1年生の初回の学習記録編集はまだ見通しが持てていない生徒が多く、ページが時…

鳴門へ。

2日間の着想論文検討会を終え、 ひと夏の思い出を作りながら、 今週は徳島空港に飛ぶ。 鳴門教育大の大村はま文庫に入るためだ。 昨日は移動日だけで、 すだちがたくさん並ぶスーパーの食材コーナーや、 渡船で移動する人々を新鮮な気持ちで見る。

書くために考え、考えるために書く。

修士論文の構想検討会1日目終了。 共通する課題は、「提案に終わらないこと」だった。 研究論文に挑戦するのだから、説得力ある論を立てたいと思う。 そのためには、自己満足の空想発表会にしたくない。 論文の先に「あなた」がいて、 「あなた」も一緒に考…

現在、カオス圏に突入中。

修士論文の着想論文検討会にあたって、 論文の問いを立てるために先行研究を読んでいます。 私の場合は、「学習記録」という調査資料が先にあって、 そのデータからどんなことが言えるのか書くことになります。 よって資料の調査に時間を置くことになります…

欲張りすぎることと決め打ちすること。

修士論文のテーマについて発表する日が近づいている。 国語科学習記録という大きなテーマはあれど、 どこをどういう切り口で分析・考察するかは決まっていない。 基本情報や先行研究を少しずつ追えば追うほど、 自分はどんな問いや課題意識があったのかわか…

ノートのあり方に変化が起こる。

学習記録を見ていくと、協同的な学びが多くなるにつれて 学習メモの記述が少なくなっていく傾向がわかってきました。 それは、話し合い活動をしていたり、 創作物を作成したりするからかもしれません。 その代わり振り返りの記述は多くなります。 例えば、1…

振り返りの振り返りにこそ価値がある?

学習記録実践の中で、授業の振り返りを全体で共有することがある。 全員のノートを一覧印刷して配る。 そうすると、振り返りの質を相対化することができる。 例えば作文の観点で、自分は字数制限を観点に「200字以内で書けた」と書いたとする。 そして次の時…

もっともっと、多様な子どもの姿を見る機会がほしい。

理想の子ども像を描きなさい。 目指すゴールを設定しなさい。 初任者の時に、もどかしさを感じた言葉だった。 教育書で出会ったり、先輩先生に指導を受けたり、 いろいろな場面で「そうだな」と思いつつ、 私は理想の姿なんて描けないとも思っていた。 だっ…

「研究個室」という〈自由〉が保障された環境で過ごす。

この学校は広い学校で生徒の数ほど個室があるのです。学校へ行くのにそこに個室がないというのはおかしいではないかと思うのです。勉強室、その人だけの勉強の部屋もないところが、どうして学びの場であるでしょうか。教室は教室であって個人のものではあり…

今週読んだ本

詩教材の授業をもう一度見直そうと思って、文学教材を扱った本を中心に読む。 文学教材の新しい教え方 (21世紀型授業づくり) 作者: 渋谷孝 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2003/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 詩教育の理論と実…

話し合いのコントロールは教師がすべきか。

大村はまの読書生活の指導記録を読んでいる。 一年生から積み上げた単元学習により、共同にそれぞれが調査したことを発表し合う座談会がある。 協同学習の試みがよく見えるすてきな単元だなと思う。 そこで大村は司会の役割を担っているのだけれど、 誰がど…

新聞紙が日常生活の一部ではなくなった。

北海道にいた時から新聞紙が教室や学校の掲示板に貼られるのをよくみていた。 たまたま近くに新聞を活用した実践を展開している先生がいたからだ。 つい先日も教室に新聞紙が貼られている学校を見た。 これは、新聞紙がもうすでに非日常化していることを意味…

信じて疑わないことは、「変わらない」を選択する。

8月8日に山本純人先生と筑波大学でお話をする。 現職の先生や修士学生が来てくださり、 偶然の偶然で北海道の中納先生も参加し、 6人だけど、濃密な研究会となった。 今回の目的の一つは出会いの場とすることだった。 これはもう、大成功。懇親会まで行く…

国立国会図書館の利用登録をする。

筑波に来たらしようと思っていたことがあって、 その一つが国会図書館に行くことだった。 春授業が終わり、やっと個人研究の時間が増えている。 一度国会図書館に行きたいと思っている。 今はまだ、好奇心で行動していることが多い。

国語教育全国大会とミスチル。

国語教育全国大会が終わりました。 初めての参加にも関わらず、 ご縁があって役割をいただいたり、 授業の方にも少しだけ関わらせていただきました。 授業者の先生のためになったとは言えませんが、 私自身は演劇的手法を用いた学習過程について いくつか考…

「演じる」をどう位置づけるか。

国語教育系の実践発表を垣間見ていると、 演劇的手法が最近ホットな話題である。 ということを、国語教育関係の人とお話しして昨日で3度目だ。 ゲストティーチャーの授業と相まって、 本物の演劇に触れる機会も増えている。 ただ、気になるのは、 実際にパ…

暑中見舞いを書く。

とにかく早かった4か月だったため、 北海道から茨城県に引っ越した挨拶状も書くことができず、 結局この時期になってやっとはがきをだすことになる。 しかし、3月にさまざまな方たちの勤務校や住所がわからなくなってしまい、 出したいなと思う人の宛先が…

自分の書いたものを相対化するためにノートを一覧共有する。

大村はまの単元学習に出会ってから、 ノート指導の在り方について大きく変わった。 そもそも、ノートとは何か。 国語科重要用語事典 作者: ?木まさき,寺井正憲,中村敦雄,山元隆春 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2015/07/30 メディア: 単行本 この商…

8月の課題

1、2014年~2017年の学習記録分析。 2、大村はま1973年~1975年の学習記録分析。 3、授業課題 ・大村はま「読書生活の指導」の一単元のレポート 大村はま国語教室 第7巻 読書生活指導の実際 1 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 …

探究。

『君の名は。』を見た。 公開された時は、あまりの反響の大きさに引き寄せられるように映画館で見た。 周りの情報が多すぎて、夢中になって追い求めるようにして見た。 ストーリーの流れに乗れなかったなと思う。 ぶつ切りに、細かな部分ばかり見ていたよう…