放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

書くことのプロセスで生まれること。

夏休み前、テスト前。 先のことを考えると優先順位が変わって、時間に余裕がなくなっていく。計画の足りなさが露呈する。 時間がないから、ついつい締め切りや完成に目が向く。終わらせる学習になる。 はっと現状に気づかせてくれるのは、学習者の記録。書い…

自分の目と向き合う時間を持てているか

近くの大学図書館で1冊だけ本を読む。 インクルーシブな国語科授業づくり ―発達障害のある子どもたちとつくるアクティブ・ラーニング― 作者: 原田大介 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2017/01/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「読…

6月に読んだ本

道徳の授業でいじめがテーマだった6月。いじめに関する作品をいくつか読む。 ナイフ (新潮文庫) 作者: 重松清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2000/06/28 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 162回 この商品を含むブログ (159件) を見る 2000年なんだな。…

隣に立って見つめる。―6月の振り返り

評価の現実と向き合い続ける6月。 評価・・・というか,評定。「絶対評価」の意味を考える。テストの公平性も考える。 20数時間の授業の中で,生徒の姿をどれだけ描き出せるというのだろう,と思う。 評価は大きく3つの役割がある。 一つは学習者自身が自分…

鈍感になっていく。

運動会,中体連…と目まぐるしく初夏は過ぎて行った。 年に数回訪れる,繁忙期である。 気づくと定期テスト作成,採点,成績づけ。締め切り仕事は悠長に構えると痛い目に合うので気が抜けない。加えて,こうした仕事は細かなミスが許されないものが多い。チェ…

志村ふくみ展

教育出版の教材に、大岡信「言葉の力」という教材がある。印象的な、桜で糸を染めたときに染め上がる色の話がある。 志村ふくみ展は、そんな色の興味だけで見られるものではなかった。色に対する哲学、孤独の中で色と織物で表現する極限を目の当たりにする。

「文学がまたとない教材になり得る」―5月の振り返り

5月連休明けの学校は,運動会に向けた学級・学年としての取り組みがメインとなる。朝練,外での学年練習,総練習と,非日常の1週間が続いた。 そんな中で,国語科授業は粛々とルーティーンの漢字テストが始まる。定期テストに向けてテスト範囲も意識するよう…

石川晋in 札幌カフェ2019年度連続10回講座 その1「腕を上げたい学級通信」

石川晋さん含め,参加者10名。これならなんとか顔を見ながら安心して話が聴けるんだな。学級通信にしても,合唱指導にしても,「だれに届けるか」を大切にする石川晋さんらしい会だった。 新版 学級通信を出しつづけるための10のコツと50のネタ 作者: 石川晋…

詩と出会う体験

振り返りとは,自分の行為を問いを持って考えることなんだなと思う。 学習者を見ているとただ「単元をふりかえろう」と言っても表層的な実感しか言語化されないのだけれど,一つ問いを投げかけるだけでまったく違った質の振り返りが展開される。 詩ってなん…

学習記録から授業を作る

学習者の記録には、良いところも課題もあって、どちらも次の授業や次の単元でどうフィードバックできるかを考えさせる。 基本的に文章で記録を書き続けるので、書く力の課題にも向き合う機会になる。 時間はかかるけれど、毎時間の記録を学習者ごとに読むこ…

教えることと学ぶこと,どう考えて授業づくりをするか

オーソドックスに,教えることと言えば…でこの本を手にする。 教えることの復権 (ちくま新書) 作者: 大村はま,苅谷夏子,苅谷剛彦 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2003/03/01 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 34回 この商品を含むブログ (33件) を見…

創作活動と読者への意識

今日の谷川俊太郎研究の1冊。 現代作家アーカイヴ2: 自身の創作活動を語る 作者: 谷川俊太郎,横尾忠則,石牟礼道子,筒井康隆,武田将明,飯田橋文学会 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2017/12/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 公開イ…

過刺激にならないこと―4月の振り返り

2年ぶりの国語の授業がスタートして1か月。 と言っても,標準学力検査や全国学テ,修学旅行があったりして,実際の授業は5~6時間程度だった。授業開き・オリエンテーションからはじまり,「春に」の単元を4つのコース別活動で展開して連休に突入した。 最…

近美コレクション「風雅の人 蠣崎破響展」をみる。

北海道立近代美術館のコレクション展を見に行く。 www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp 目的は蠣崎破響展。 「おばあちゃんのおじいちゃんは松前藩の有名な絵描きさんに仕えていた人なのよ」というのは,私が幼少期に聞かされた祖母のルーツを語る時の決まり文句…

谷川俊太郎×山田馨「ぼくはこうやって詩を書いてきた」

少しずつ春らしくなってきた北海道。今日は雨。 先日,引っ越し先の図書館で借りた谷川俊太郎と編集者山田馨の対談本を読了。 ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る 作者: 谷川俊太郎,山田馨,川口恵子 出版社/メーカー: ナナロク社 発…

書評コンテストとブックハンティング

読書指導の中で「書評」を書くっていう言語活動を考えるけれど,実際自分もやってみて実感するのは書評を書くのってむずかしいよなっていうことだ。 光村3年生の教材に竹田青嗣さんの「「批評」のことばをためる」というのがあるが,そもそも批評の語彙が日…

大学院を修了しました。

昨日の学位授与式を終え、北海道に戻りました。 新聞報道もあったみたいですね。新しい中学校で働きます。 毎年ひどくなる引越事情ですが、もう3月に引っ越すのは諦めた方がいいのではないかと思うくらいです。 ここには書けないけれど、落ちつかない日々の…

豊洲で翔んで埼玉。

ららぽーと内にあるシネプレックス豊洲で翔んで埼玉を見る。 夕暮れは人気のスポット。みんな写真を撮る。外にはボール一つで遊ぶ家族がいる。 地下鉄駅から大々的に働き方改革を銘打った建築中の建物が目に入った。 そんな場所、豊洲。 前評判通り、みんな…

ソメイヨシノみたいだな。

関東にきて驚くのは、ソメイヨシノの数と、その枝ぶりだ。 山と海の間で過ごした私は、桜といえばヤマザクラで、もともと白い花を咲かせるソメイヨシノは見慣れない。 桜の季節になると、まじまじとソメイヨシノを観察して、どうしても接ぎ木で育った違和感…

他人のせいにしてばかり

現状が上手くいかないことを,すべて他人のせいにしてはいないか。 行動しているのはわたし。 選択をしているのもわたし。 お互い関わって生きていて,わたしの外への不満は,反対に私への不満でもある。 どこかで他人のせいにして選択しているわたしを見な…

身体を使った学び。

今日読んだ大村はま実践は、長与善郎「地蔵の話」を劇・放送劇・シナリオ・紙芝居・スライドにさせる実践である。 大村はま国語教室〈第1巻〉国語単元学習の生成と深化 (1982年) 作者: 大村浜 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1982/11 メディア: ? この商…

六本木クロッシング2019展:つないでみる

3月21日春分の日,六本木ヒルズから。 六本木クロッシング2019に行ってきた。同会場の新北斎展は90分待ち。こちらは5分。 www.mori.art.museum 2013年アウト・オブ・ダウト,2016年僕の身体、あなたの声,そして今回の「つないでみる」で3回目。私にとっては…

大学院で学んで,変わったことは何か?

私の大学院での学びの時間が終わりを迎えようとしている。 3月に入り,これまでお世話になった方々へご挨拶を重ねるうちに,自然と「大学院に来てどうだったか」を語る機会も多くなった。 今日は,大学院生活2年間で最も強い影響を受け,実践者としても研究…

即興実験学校に参加する。2

桃色に色づいた木々を横切り、ベッカライのプレッツェルを食べながら東京へ。 ベッカライ ブロートツァイト〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-10-20 029-859-3737地図や店舗情報を見るPowered by ぐるなび[{"@context":"http://schema.org","@id":"https://r…

筑波大学書専攻展示会に行く。

雨、冷たい3月。 志ち乃さんで道明寺を買って、つくば市民ギャラリーへ。 たまたま大学の授業で同じグループになった学生さんと仲良くなり、展示会のお誘いをいただく。中央公園の池の上に建つギャラリー。 教養がない私でも楽しめる展示会だった。書芸術の…

現実的な日々。

落ちついて本を読むことよりも、論文を書くことよりも、優先してやらなければならないことがある。 研修派遣の事務手続きをしなければならないとか、引っ越しのために諸々連絡しなければならないとか。 ゴミを収集日に合わせて捨てたり、冷蔵庫の食材を余す…

情報と向き合う。

ぼくは自分が参考にする意見としてはよりスキャンダラスではないほう、より脅かしていないほう、より正義を語らないほう、より失礼でないほう、よりユーモアのある方を選びます。 糸井重里『知ろうとすること』あとがきより

学びを手放す。

引っ越し作業をする。 毎回引っ越すたびに、物と向き合う。 アップデートしなければならないものがたくさんある。消耗品。 でもほとんどは、自分には余りあるものばかりだ。 今の自分がほしいもの、未来の自分にほしいものは何か考えながら、残す物を選ぶ。 …

学びの履歴を辿り直す。

ゲーム感覚で。 何があったのか?どんな感じか? 学びを拾い直す。 *すごろく:単線、ストーリー *ビンゴ:他者共有、拡散 *ワンタッチオブジェ:身体表現 *物トーク:物を触媒に使う *ノート:物トークの限定バージョン *ねんどの森:造形表現 *セリフ:限…

友だちとおしゃべりをした。

以下、あいまいでざっくりとしたわたしのメモ。 1.善し悪しの前に立つ。 2.どこに価値を置いているか? 3.「授業をしたい」自分を手放す。 4.中庸はない。 5.それぞれが言う「研究」って違うね。 うーん。学習者にとって、しあわせな学びの時間ってなんなの…