放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

気分よく仕事ができますように。ー8月の振り返り

例年の夏休みは25日間。今年は12日間。 8月上旬は午前授業であったことが救いで,毎日暑さと闘いながら過ごす。 夏休みに入ってからは,とことん仕事とは離れて非日常に費やした。 念願の富良野岳登山もでき,演劇も一本見るとこができた。 久しぶりに函館山…

”先行研究”という名の長い道のりを歩け

研究論文を書く経験をすると、先行研究がいかに大切かを思い知らされる。 実践報告はそれぞれの実践が個人の文脈によって開発されたことを知らせることに意味がある。 どのような問題意識があって、どのような環境で、どんな選択をするのか。 しかし、同様の…

「学習記録」には学習者の創造性が込められている 

国語教育雑誌を見ていると、学習者が書き記すものとして「ノート」という用語が多くの教員に定着していることがわかる。『国語教育』最新号の目次にも「「書く」を習慣づける ノート指導術」といったタイトルが見られる。 教育科学 国語教育 2020年 09月号 (…

実践史の中での位置づけ

学校の先生たちが実践としてまとめるものは、なぜその方法を選択するかということと、実際にどうするかという方法の説明が多い。先行研究を整理している論考というのは少ないのだなと思う。 大抵のことは、先人がその重要性を述べているのであり、ある程度の…

授業で何を記録すべきか

生徒の授業アンケートの記述に、よく「板書をもう少ししっかり書いてほしい」という意見をもらう。学習者にとっては記録として授業が残っていないと不安だ。学校はテストもあって、学習したことに○とか✖️とかを付けられるのも事実である。だから、自分として…

8月になって

日常をただじっと生活したいと思っています。 運動会も文化祭も、旅行的行事も従来の形では実施が難しい状況になりました。 学校は再開したものの、いろいろなことがこれでいいのかな?と疑問に思います。 意識は人それぞれに日常生活に反映されていき、 自…

樽前山から支笏湖を望む。

かろうじて咲いていたイワブクロとマルバシモツケ。 今回は東山コース。分岐から頂上へ向かう。 頂上からの支笏湖の眺め。 7合目まで車で上がれるので,そこから50分程度で頂上まで来られる。 支笏湖を眺めながら登ることができるので飽きずに歩き続けること…

動き出す学校 ―6月の振り返り

■登場人物の読み取りー椎名誠「アイスプラネット」 奇をてらわずに,オーソドックスな描写の読みとりをする。 「僕」「母」「父」が「ぐうちゃん」をどのように見ているか, を課題として,全文から一つの描写(会話文,行動描写,心情描写)を担当する。 4…

国語チャレンジ100をつくる ー5月の振り返り

臨時休校中の課題を出すことになり、いくつかの学校ホームページを閲覧しておもしろそうな課題がないか探してみた。 その中で、最もやってみたい気持ちになったのは、風越学園のチャレンジ100だった。 https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/5649/ まずは…

長いフレーズで学校再開後の授業を描けるか

「長いフレーズを作るのが指揮者の役目だ」 今週は,小澤征爾と村上春樹が音楽について話をする本を読み続けた。印象に残ったのは,カラヤン先生がシベリウスの五番が好きだったという話から,小澤征爾がカラヤンの持論を次のように話していたことだ。 小澤…

4月、何を考えていたか

大きく生活も文化も揺れ動いた1か月だったので,5月も半分終わったというのに,まとまった文章にすることもできず。ただその都度思ったことを書き残しておく。 ・自分のことも,相手のことも,まだ知らないうちに判断するのは早いのではないか。 ・学校に集…

「烏」から考える

「枕草子」第一段で「烏」が出てくる。 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 発売日: 2001/07/25 メディア: 文庫 私は古典における風物がどのように取り扱われているのかがとても気になる。 万葉集にお…

小さな失敗の積み重ねで

年度末に学習記録の冊子をつくるため,年度の始めにプリントを保管するためのクリアファイルを生徒全員に配っている。 授業で扱ったプリントをすべて保存しておくためにしているのだが,現実問題,必ずと言っていいほど,プリントをファイルごとなくしてしま…

どこの図書館も利用できない。

報道の通り,この1か月は感染症拡大を避けるために,公共施設は休館となった。 www.hokkaido-np.co.jp 北海道の緊急事態宣言解除後,徐々に機能を取り戻しつつあって,今週から本の返却やインターネットで予約した本を取りに行くことができるようになった。…

実現不可能でもいいから、やってみたい野望メモ

①合唱コンクール、たくさんの失敗経験を活かして、子供たちが成長して、満足する合唱を創りたい。そのためにできる支援の方法を勉強したい。できたら外部講師の先生に見てもらってフィードバックをもらいたい。 ②面談屋としてのキャラを確立する。面談がいや…

価値の共有と評価方法

「主体的に学ぶ力」の評価のあり方について,10年研でも質問があり,勤務校でも先生たちと話題になる。 教育科学 国語教育 2020年 01月号 (徹底研究!小・中学校国語 3観点の学習評価のポイント) 発売日: 2019/12/12 メディア: 雑誌 現場では「どうやって」…

エンドロールの途中で砂嵐になる。—2月の振り返り

逃げる2月なんて言っている暇もなく,2月は消え去った。 個人的には人生初のインフルエンザを経験し,中旬以降体調的にずうっと不安定だった。 外出することもできず,世の中も落ち着かない日々。 家にこもることも多く,過剰に不安要素を数え上げるような日…

授業づくりに関して手にした本(2020年1月)

これまでに自分も体験しておもしろいと思った授業を、愚直に追試しようと決める。 その一つが看図作文。 看図作文指導要領―「みる」ことを「書く」ことにつなげるレッスン 作者:鹿内 信善 出版社/メーカー: 溪水社 発売日: 2010/06 メディア: 単行本 鹿内先…

エンドロールみたいな授業―1月の振り返り

冬休み明け,北海道の1月は短い。 あまり雪もなく,雪道の苦手な私にとっては比較的過ごしやすい冬である。 学校ではインフルエンザの流行が話題となっているが,なんとなく自分には関係のないような気がして過ごす。 今週に入って最近お決まりとなっている…

学年末に学習記録を読んで気づくこと

学年末の学習記録を集中して読んでいる時期なので,読んでいる間に気づいたことを記録しておく。 1 教師にとって気になる授業の記録に目が行きがち 自分にとって思い入れの強い授業とか,チャレンジングな授業は生徒の反応が気になる。ねらいが達成されたの…

目次づくりと役割演技音読

学習記録目次づくりの予告 学年末テストが終わり,残すところ10数時間の授業時数を残して,学習記録づくりの終末にとりかかる。 最後の作業は,これまでの学習記録を束ね,目次をつくる。 今年度は学期末に目次づくりをせず,資料を束ねるだけの作業で終わ…

「自分で研究する」授業を考えながら思うこと

とにかく,自分で研究する,自分の題目で研究する,ということは,なんという張り合いのあることでしょう。むずかしいことが起こって,困って,苦労して……,そういうこともたびたびです。でも,先生に,友だちに相談し,ああすれば,こうすればと,くふうし…

最後の発表会とビブリオバトルー12月の授業

単元 状況を生きるー『故郷』の作文発表会 ヤンおばさんの生き方,私とルントウの生き方について2時間パネルディスカッションをし,その話し合いから印象に残った発言と理由,そしてこれからの社会をどう生きていきたいかを綴った文集を読む。一人一人と作文…

「もともと故郷はこんなふうなのだ」―11月の振り返りと12月の単元

聞き出さないとわからない 11月は,自分が担当する総合的な学習の時間の山場を迎える月だった。 自分の無責任な立ち回りのせいで,学習者におもしろくない時間を過ごさせる経験をした。申し訳ないが,今年度の大きい学びだった。 教科の授業のように,自分が…

黒板の前に教師の机がある。

間を挟む壁はどこにあるのだろう。 その壁を越えて,歩むことができなければ,対話も始まらない。

そして,11月だ―10月の振り返り

10月は校内の研究授業があり,久々に感じた興奮をどう解釈するのか考える1か月だった。また半年ぶりに定点観測の教室を訪問し,変わってしまった自分の感覚に気づかされたりもした。断片的にしか書くエネルギーがないので箇条書きで残しておく。 ・竹田青嗣…

そういう学びじゃないんだよなぁ。

単元を終える度に「もうちょっとどうにかできなかったのかな」と思う。 単元を考えている間は,この学習がどのように進むのかワクワクして考えることができる。 いざ授業が始まってみると,自分の独りよがりな考えに気づかされたり, 学習者の困難に直面した…

お友達とつながりたい願望。

校内研修で授業研究をした。 久しぶりの公開授業で,指導案作成にだいぶ手こずっていたが, 何のためにこの単元が必要なのかを考えて作れたことは嬉しいことだった。 相変わらず自分の思いが先行している点は自覚しなければならないけれど, その先へは,ま…

「読みたい」を引き出す書評を書こう。

明日から始まる単元を前に,国語科通信を書いた。 *** 読書は新しい世界をひらく扉だ。 本は私たちを一歩先へといざなってくれる。 今のあなたの読書をもっと充実させたいとき,”書評”がきっと役に立つはずだ。 書評にはあなたがまだ読んだことのない作品…

ちょっとチャレンジしてみようかな。ー9月の振り返り

9月もあっという間に過ぎ去った。 定期テストや学力テスト(業者テスト)の採点・評価業務,文化祭準備による多忙感の中毎日を過ごす。 加えて,来月の校内研修研究授業に向けた授業づくりを考える時間も多くあった。 今は「書評」と取っ組み合っている。市…