放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

樽前山から支笏湖を望む。

かろうじて咲いていたイワブクロとマルバシモツケ。 今回は東山コース。分岐から頂上へ向かう。 頂上からの支笏湖の眺め。 7合目まで車で上がれるので,そこから50分程度で頂上まで来られる。 支笏湖を眺めながら登ることができるので飽きずに歩き続けること…

動き出す学校 ―6月の振り返り

■登場人物の読み取りー椎名誠「アイスプラネット」 奇をてらわずに,オーソドックスな描写の読みとりをする。 「僕」「母」「父」が「ぐうちゃん」をどのように見ているか, を課題として,全文から一つの描写(会話文,行動描写,心情描写)を担当する。 4…

国語チャレンジ100をつくる ー5月の振り返り

臨時休校中の課題を出すことになり、いくつかの学校ホームページを閲覧しておもしろそうな課題がないか探してみた。 その中で、最もやってみたい気持ちになったのは、風越学園のチャレンジ100だった。 https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/5649/ まずは…

長いフレーズで学校再開後の授業を描けるか

「長いフレーズを作るのが指揮者の役目だ」 今週は,小澤征爾と村上春樹が音楽について話をする本を読み続けた。印象に残ったのは,カラヤン先生がシベリウスの五番が好きだったという話から,小澤征爾がカラヤンの持論を次のように話していたことだ。 小澤…

4月、何を考えていたか

大きく生活も文化も揺れ動いた1か月だったので,5月も半分終わったというのに,まとまった文章にすることもできず。ただその都度思ったことを書き残しておく。 ・自分のことも,相手のことも,まだ知らないうちに判断するのは早いのではないか。 ・学校に集…

「烏」から考える

「枕草子」第一段で「烏」が出てくる。 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 発売日: 2001/07/25 メディア: 文庫 私は古典における風物がどのように取り扱われているのかがとても気になる。 万葉集にお…

小さな失敗の積み重ねで

年度末に学習記録の冊子をつくるため,年度の始めにプリントを保管するためのクリアファイルを生徒全員に配っている。 授業で扱ったプリントをすべて保存しておくためにしているのだが,現実問題,必ずと言っていいほど,プリントをファイルごとなくしてしま…

どこの図書館も利用できない。

報道の通り,この1か月は感染症拡大を避けるために,公共施設は休館となった。 www.hokkaido-np.co.jp 北海道の緊急事態宣言解除後,徐々に機能を取り戻しつつあって,今週から本の返却やインターネットで予約した本を取りに行くことができるようになった。…

実現不可能でもいいから、やってみたい野望メモ

①合唱コンクール、たくさんの失敗経験を活かして、子供たちが成長して、満足する合唱を創りたい。そのためにできる支援の方法を勉強したい。できたら外部講師の先生に見てもらってフィードバックをもらいたい。 ②面談屋としてのキャラを確立する。面談がいや…

価値の共有と評価方法

「主体的に学ぶ力」の評価のあり方について,10年研でも質問があり,勤務校でも先生たちと話題になる。 教育科学 国語教育 2020年 01月号 (徹底研究!小・中学校国語 3観点の学習評価のポイント) 発売日: 2019/12/12 メディア: 雑誌 現場では「どうやって」…

エンドロールの途中で砂嵐になる。—2月の振り返り

逃げる2月なんて言っている暇もなく,2月は消え去った。 個人的には人生初のインフルエンザを経験し,中旬以降体調的にずうっと不安定だった。 外出することもできず,世の中も落ち着かない日々。 家にこもることも多く,過剰に不安要素を数え上げるような日…

授業づくりに関して手にした本(2020年1月)

これまでに自分も体験しておもしろいと思った授業を、愚直に追試しようと決める。 その一つが看図作文。 看図作文指導要領―「みる」ことを「書く」ことにつなげるレッスン 作者:鹿内 信善 出版社/メーカー: 溪水社 発売日: 2010/06 メディア: 単行本 鹿内先…

エンドロールみたいな授業―1月の振り返り

冬休み明け,北海道の1月は短い。 あまり雪もなく,雪道の苦手な私にとっては比較的過ごしやすい冬である。 学校ではインフルエンザの流行が話題となっているが,なんとなく自分には関係のないような気がして過ごす。 今週に入って最近お決まりとなっている…

学年末に学習記録を読んで気づくこと

学年末の学習記録を集中して読んでいる時期なので,読んでいる間に気づいたことを記録しておく。 1 教師にとって気になる授業の記録に目が行きがち 自分にとって思い入れの強い授業とか,チャレンジングな授業は生徒の反応が気になる。ねらいが達成されたの…

目次づくりと役割演技音読

学習記録目次づくりの予告 学年末テストが終わり,残すところ10数時間の授業時数を残して,学習記録づくりの終末にとりかかる。 最後の作業は,これまでの学習記録を束ね,目次をつくる。 今年度は学期末に目次づくりをせず,資料を束ねるだけの作業で終わ…

「自分で研究する」授業を考えながら思うこと

とにかく,自分で研究する,自分の題目で研究する,ということは,なんという張り合いのあることでしょう。むずかしいことが起こって,困って,苦労して……,そういうこともたびたびです。でも,先生に,友だちに相談し,ああすれば,こうすればと,くふうし…

最後の発表会とビブリオバトルー12月の授業

単元 状況を生きるー『故郷』の作文発表会 ヤンおばさんの生き方,私とルントウの生き方について2時間パネルディスカッションをし,その話し合いから印象に残った発言と理由,そしてこれからの社会をどう生きていきたいかを綴った文集を読む。一人一人と作文…

「もともと故郷はこんなふうなのだ」―11月の振り返りと12月の単元

聞き出さないとわからない 11月は,自分が担当する総合的な学習の時間の山場を迎える月だった。 自分の無責任な立ち回りのせいで,学習者におもしろくない時間を過ごさせる経験をした。申し訳ないが,今年度の大きい学びだった。 教科の授業のように,自分が…

黒板の前に教師の机がある。

間を挟む壁はどこにあるのだろう。 その壁を越えて,歩むことができなければ,対話も始まらない。

そして,11月だ―10月の振り返り

10月は校内の研究授業があり,久々に感じた興奮をどう解釈するのか考える1か月だった。また半年ぶりに定点観測の教室を訪問し,変わってしまった自分の感覚に気づかされたりもした。断片的にしか書くエネルギーがないので箇条書きで残しておく。 ・竹田青嗣…

そういう学びじゃないんだよなぁ。

単元を終える度に「もうちょっとどうにかできなかったのかな」と思う。 単元を考えている間は,この学習がどのように進むのかワクワクして考えることができる。 いざ授業が始まってみると,自分の独りよがりな考えに気づかされたり, 学習者の困難に直面した…

お友達とつながりたい願望。

校内研修で授業研究をした。 久しぶりの公開授業で,指導案作成にだいぶ手こずっていたが, 何のためにこの単元が必要なのかを考えて作れたことは嬉しいことだった。 相変わらず自分の思いが先行している点は自覚しなければならないけれど, その先へは,ま…

「読みたい」を引き出す書評を書こう。

明日から始まる単元を前に,国語科通信を書いた。 *** 読書は新しい世界をひらく扉だ。 本は私たちを一歩先へといざなってくれる。 今のあなたの読書をもっと充実させたいとき,”書評”がきっと役に立つはずだ。 書評にはあなたがまだ読んだことのない作品…

ちょっとチャレンジしてみようかな。ー9月の振り返り

9月もあっという間に過ぎ去った。 定期テストや学力テスト(業者テスト)の採点・評価業務,文化祭準備による多忙感の中毎日を過ごす。 加えて,来月の校内研修研究授業に向けた授業づくりを考える時間も多くあった。 今は「書評」と取っ組み合っている。市…

夏の終わりにー8月の振り返り

お盆が明けると北海道ではあっという間に学校が始まる。夏休みは短い。夏休み中に学習記録を読み直して,一人一人の学習状況を把握したいと願ったが,思うような時間は取れなかった。これが現実。 夏休みが明けるとすぐにテスト前,授業はテストを意識した進…

知識との闘い。

田村学さんは「深い学び」について次のように述べる。 「深い学び」とは,「知識・技能」が関連付いて構造化されたり身体化されたりして高度化し,駆動する状態に向かうこと(p.64) 深い学び 作者: 田村学 出版社/メーカー: 東洋館出版社 発売日: 2018/04/2…

その瞬間その場の判断がその時の申し分ない答えなのだ。

肌寒いくらいの北海道の夜に1冊の本を読む。 つみびと (単行本) 作者: 山田詠美 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/05/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 丁寧に丁寧に,当事者の物語を紡ぐことを考える。そんなモード。 * * * …

10月14日(体育の日)にファシグラセミナーを開催します。

現場に復帰してはっきりとしてきた問いは, 教師が実践とどう向き合うのかということです。 さまざまな方法がある中で何をどのように選択するのか。 学習者とどのように価値の共有をするのか。 自分が所属する学校の中でどのように運営していくのか。 実践す…

獲得型教育研究会夏のセミナー2019

昨年に引き続き,獲得研の夏のセミナーに参加しました。 keynote.hatenablog.jp 3回目?4回目? だんだんと過去の記憶があいまいになってきました。笑 学習者の「もっと書いていいですか」 オープニングは定番「あっちこっち」,渡辺淳先生の基調提案,そし…

自分の経験だけで語れない。

初任者研修でお話を聞いて、助言、という仕事をしてきた。10人ほどのグループの中で話したことは5つ。 1.やれることとやれないことがある。 2.職員室の真ん中で困っていると叫ぶ。 3.足を引っ張り合わない。 4.サブカルを学ぶ。 5.登山ルートが違う。それぞ…