放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

アート

群像の中で描かれていく私たち。

最初に断っておくと,これから書くことは断片的なメモのようなものであって,私個人の中で一つ一つの作品がどう繋がっているのかを勝手に繋げたものに過ぎない。一方的なまとめ方だと思うので,繊細に一つ一つの作品を大切に思う人,これから小説や映画を見…

国語研究会夏の勉強会に参加する。

渡島国語研究会夏季学習会 7月28日午後,地域の国語研究会の夏季学習会に参加する。春の学習会からの継続参加ということもあり,少しずつ研究概要や実践内容が見えてきて研究会の一員としての参加意欲が湧いてきた。 基調講演が1つと提案が3つ。それぞれの…

誰かと共有するうれしさ

映画「メタモルフォーゼの縁側」 metamor-movie.jp 原作漫画から愛読しており,芦田愛菜さんが出演すると知って,公開初日の夜に観に行きました。BLに魅了された2人の女性が,年齢を飛び越えて交流するシーンが印象的な映画です。いわゆる「オタク」文化が,…

雨竜沼湿原に行く。

研修ばかりが続くなかで,夏休みらしいチャレンジ。登山。 雨竜沼湿原は絶景と評判のスポット。 水でぬかるみの多い路。登り1時間40分。何度も滑りそうになる。座って休むとしんどくなりそうで、ゆっくり歩き続ける。 急斜面を越え、川の音と共に路もなだら…

志村ふくみ展

教育出版の教材に、大岡信「言葉の力」という教材がある。印象的な、桜で糸を染めたときに染め上がる色の話がある。 志村ふくみ展は、そんな色の興味だけで見られるものではなかった。色に対する哲学、孤独の中で色と織物で表現する極限を目の当たりにする。

近美コレクション「風雅の人 蠣崎破響展」をみる。

北海道立近代美術館のコレクション展を見に行く。 www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp 目的は蠣崎破響展。 「おばあちゃんのおじいちゃんは松前藩の有名な絵描きさんに仕えていた人なのよ」というのは,私が幼少期に聞かされた祖母のルーツを語る時の決まり文句…

豊洲で翔んで埼玉。

ららぽーと内にあるシネプレックス豊洲で翔んで埼玉を見る。 夕暮れは人気のスポット。みんな写真を撮る。外にはボール一つで遊ぶ家族がいる。 地下鉄駅から大々的に働き方改革を銘打った建築中の建物が目に入った。 そんな場所、豊洲。 前評判通り、みんな…

六本木クロッシング2019展:つないでみる

3月21日春分の日,六本木ヒルズから。 六本木クロッシング2019に行ってきた。同会場の新北斎展は90分待ち。こちらは5分。 www.mori.art.museum 2013年アウト・オブ・ダウト,2016年僕の身体、あなたの声,そして今回の「つないでみる」で3回目。私にとっては…

筑波大学書専攻展示会に行く。

雨、冷たい3月。 志ち乃さんで道明寺を買って、つくば市民ギャラリーへ。 たまたま大学の授業で同じグループになった学生さんと仲良くなり、展示会のお誘いをいただく。中央公園の池の上に建つギャラリー。 教養がない私でも楽しめる展示会だった。書芸術の…

アランフェス

東京オペラシティ。 フィリピンフィル。 3階席1000円。 アランフェス協奏曲。 モバイルを持たなくなってすっかり時代遅れの人間。 移動中に読んだ本。 伏線の女王。 かがみの孤城 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2017/05/11 メディア: …

「未来のミライ」を観に行く。

つくばシネプレックス。6回利用すると1回無料になるシステムを使う。 いつものことながら客足まばらなレイトショー。 細田守作品は時をかける少女しか見たことがなかった。間の作品を見ればもう少し何か感じるところがあったのかもしれないが、期待よりも心…

暑さから逃れる、束の間。

久しぶりに北海道を訪れる。 15日(日)は初めての関ジャニ∞コンサートin札幌ドーム、16日(月)は劇団四季「サウンド・オブ・ミュージック」を楽しむ。 3連休ということもあり、老若男女たくさん人が足を運んでいた。 それにしても、北海道の涼しさよ。 最…

「ワンダー君は太陽」をみる。

つくばシネプレックスにて。 学校と家庭と両方の場面が描かれていて、そのつなぎめをみた気がする。 感想は2つ。人それぞれに流れるストーリーがあることを意図した構成になっているが、描かれない登場人物にどのようなストーリーがあったのだろうかという…

「ハン・ソロ」をみる。

シネプレックスつくばにて。 事前情報なく見られたので、久々にスターウォーズシリーズを純粋に楽しく見た。 いろんな制約に縛られず、のびのびしている感じが今の自分には爽快だった。

「万引き家族」をみる。

印象的なシーンがたくさんありました。 ことばが重い。安藤サクラがすてきです。 映画館を出ると、雨。梅雨。

森美術館「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」

体験型インスタレーションで構成されており、最近では珍しくなくなった撮影可、インスタシェア可の展示。見る行為をさまざまに映し出す。 《反射する港》 例えば水の上にゆれている舟。 実際には水などなく、機械的に動いているだけである。しかし、見た人は…

遊戯空間 詩×劇2018 『つぶやきと叫びー礫による礫ふたたびー』

テキスト・和合亮一、演出・篠本賢一、於:新宿区立新宿文化センター。 当日券で滑り込むも、満員御礼。 椅子席の前に座布団に座って見る人がいるくらいだ。 ことばの力、声の力に圧倒される。 特に、「書いても書いても何も書けていない」というのが印象に残…

ストイックへの憧れ~国立新美術館「安藤忠雄展:挑戦」

「挑戦」し続ける 「時を重ねるほどに感謝の思いが募る一方で、彼らもまた住みこなすことに挑戦せねばならない。」 安藤忠雄の原点として紹介された大阪の住吉の長屋に関する文章である。住吉の長屋は都市の空気を家に取り入れるかのように中庭が作られ、生…

踊れ、踊れ。

サカナクション2017 6.1ch Sound Around 幕張メッセに行く。 ギリギリの入場で、会場に着いた瞬間「新宝島」のイントロ。 ちょっとびっくりし過ぎてフリーズする。 シルエットや光線、スクリーン映像など、光を使った演出は誰が見てもいいだろうと思う。 そ…

国語教育全国大会とミスチル。

国語教育全国大会が終わりました。 初めての参加にも関わらず、 ご縁があって役割をいただいたり、 授業の方にも少しだけ関わらせていただきました。 授業者の先生のためになったとは言えませんが、 私自身は演劇的手法を用いた学習過程について いくつか考…

探究。

『君の名は。』を見た。 公開された時は、あまりの反響の大きさに引き寄せられるように映画館で見た。 周りの情報が多すぎて、夢中になって追い求めるようにして見た。 ストーリーの流れに乗れなかったなと思う。 ぶつ切りに、細かな部分ばかり見ていたよう…

「乗り越えたね。」

チャットモンチ―と機械仕掛けの秘密基地ツアー2017に参加する。 2015年にZepp札幌で対バンツアーに参加して以来だ。 EX THEATER ROPPONGIはもちろん初めて。 日中は日差しも出て例外なく暑い一日だったけど、最後まで楽しめた…

「わちゃわちゃ感」ってなんぞや。

関ジャニ∞話で一部の人と盛り上がる。 15日の札幌ドームコンサートには母が初参戦することになり、15年前から続くジャニーズ話は途切れることがなくなった。 先日アルバムが発売された。もう著名なアーティストから楽曲提供されるのは、当たり前な感じ。…

つくばエクスプレスから

昨日は朝から調子が乗らなくて、本も読めず、新しい思考も生まれず、図書館で堂々巡りの時間を過ごした。 それでも夜は映画を観に行けるあたり、ちゃっかりしているな、自分、と思う。 最果タヒ原作の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」。 www.yozora-movie…

「わたし」はどんな存在で、どのように「わたし」を表現するか。

一転して肌寒い空模様です。 温かい豆乳ラテがおいしい朝です。 マグカップはスタバの北海道限定マグです。 だけどコーヒー豆は近所のスーパーの一番安いのです。 今朝は次の記事を読みました。 courrier.jp 「彼女の作品はアイデンティティであり、パフォー…

自分の価値観を探す。

昨日まででした。 開催が終わったら少し書こうかなと思っていました。 何度も言いますが、私はミーハーなので、草間弥生に対して特別な感情も知識もありません。 この時代に生まれて、これだけの注目を集める人とはどのような人なのか、 そして人はそれにな…

苫野一徳『子どもの頃から哲学者』 と 映画『みんなの学校』 と 授業づくりネットワーク

週末は東京に行ってきた。 研究会への一般参加は本当に久しぶりだったので、 どう立ち振る舞えばよいのか、少し(結構かな…)緊張していた。 その緊張をごまかすように苫野さんの本を読みながら電車移動した。 子どもの頃から哲学者 ~世界一おもしろい、哲学…