放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

大学院授業

8月の大学院授業。

一昨日は修士2年生の模擬授業に生徒役で参加。 やってみることで見えることがある。 パフォーマンスしようとする過程で自分の中から考えが浮かんでくる。 その過程にどれだけ目を向けられるだろうか。 感情にからめとられて何も見えなくなっていやしないだ…

論理的思考力とやらを疑う。

大学院にきて、「一度学べばそれで終わり」ということはないよなと、つくづく思う。 論理トレーニングもその一つだ。大学生になる前は関心が高くていろいろな本を読んだはずなのに、気付くと教員になってからは教材文を読むことが多くなっている。 論述の場…

ラベルのための語彙の検討

今日の授業は2コマ、言語学と文学理論。 研究は昨日に引き続きカテゴリー化の作業。5回目。 何度も検討を重ねながら、語彙の修正をする。 事実、意見、感想、分析……どの語彙でラベルをつけるのか迷いに迷う。 それぞれの記述がどのレベルのことを表してい…

意見交流が書くエネルギーを生む

今日は授業1コマと学習記録の記述分析。 授業は、コンテンツのお話。教科書の定番教材について考える1時間。 記述分析は、作成した表からカテゴリーを抽出し、ひたすら分類する作業。文学的文章の授業では、学習課題に対する自己評価よりも、作品に由来す…

説明すること

昨日はゼミの日。2つの研究発表を聞く。 実践のもととなる提案と、実際の言語活動の関係性をいかにズレがなく説明するかを学ぶ。目的と行為が乖離しないように、と思う。 もう一つ、ものすごく基本的なことだけれど、自分がわかっていることをどう説明するか…

油絵講座から学んだこと

1 油絵の基本用語 油絵の用具についてバリエーションがあることを学んだ。溶き油ひとつについても、揮発性の高いものやつやが出るものなど、道具に依拠して表現が生まれることを知った。 2 すぐに乾かない、油絵の特性 人の肌を表現するのにグラデーション…

6月22日の大学院授業

今日参加した授業は言語学の授業と文学理論の授業、2コマ。 文学理論の授業は、さまざまな学びや体験を想起させるものでおもしろかった。自分の8年間の授業づくりに関わって基本としてきたことを考え直す契機になっている。特に、1時間での学びを記録して…

日常の中にある教育実習と教員採用試験

自分にとって過ぎ去ってしまった経験が、毎日顔を合わせる院生にとっては切実な日常だったりします。 5月、6月、と夏が近づいてくるにつれ、修士2年生は修士論文の本番に足を踏み入れるような発表の場があり、それと同時に就職のことも考えねばならず、行…

問いのことばを持ち続ける

いつもそうだよなあ、と思う。 自分が発表の場に立ち、他者からフィードバックをもらう時、「どうしてこの問いを私は置いてきてしまったのだろうか」と思う。途中の過程で気づいていたはずなのに。 でも、どんなに自分の中で一度問うたとしても、その問いに…

情報にたどり着くまでの時間が短くなっても

源氏物語の一場面について調査を進めていたところ、先行研究がぞろぞろと出始める。 自分が何時間もかけて一例ずつ読みまとめたことも、すでに何年も前に調査が終わっていることだった。 ただ、ほんの少し文脈や解釈の異なる部分があり、それを言語化してい…

昨日の活動内容

1 アカデミック・ライティングについての授業。主に大学で使われている教科書の分析について。パラグラフと段落の違いはなにか、それぞれの教科書ではどのように扱われているか。授業後、次回扱う論文を読む。アカデミック・ライティングにおける問題点は、…

共同研究のはがゆさ。

調査目的の検証授業なのである 附属学校での研究授業が一区切りをついた。 この授業に関わった授業者、補佐、調査、合わせると17名になる。 現場と大きく異なるのは「研究」のための授業であって、検証する観点で授業が構成されていることだ。 そのため、現…

デスクトップに進行中ファイルがいっぱい。

今日から日本文学研究という授業での発表が数週間続く。 秋学期は調査→発表型の演習が続いて、時間をどう使い、どのようにまとめるかが課題になっている。 同時に、今月末に控えた研究授業の準備も進める。急ピッチで、空いた時間は教材作りや調査アンケート…

今週は文学の秋です。

今週から中国文学演習は杜甫の「春望」の解釈に入ります。日本文学研究は源氏物語紅葉賀の自分の担当箇所の発表に入ります。どちらも膨大な先行研究があるわけで、知ろうとすれば芋づる式にさまざまな論考が出てきます。幸せですね(笑)。ひとまず今日は「…

文献研究の10年の変化

杜甫の詩と源氏物語を読む。 音読する、語句を調べる、古注釈を読む、先行研究を読む… 膨大な参考図書を行ったり来たり。 でもデジタル辞書も多くなって検索が便利になったよなぁという実感。 私が大学生だったのは約10年前なので、10年でこのくらいの変化、…

単元のどこに重点をおくか構想する

単元「ことばの意味と使い方」とは 今週の大村はま読書生活の指導の演習は、単元「ことばの意味と使い方」だった。昭和47年1年生3学期の単元である。 いくつかのことばに対して用例を作成し、グループでその使われ方について検討し合う単元である。大村はこ…

体験しながら気づく。

昨日は大村はま昭和47年11月、単元「国語学習発表会」についての分析と考察を聞く日でした。 秋学期の木曜2限は大村はまの読書生活に関する交流の場について検討していきます。受講者がいくつかの単元を担当し、それぞれが発表する演習形式です。 「国語…

10月の課題

国語教育実践演習で指導案作り。 高校生で絵と詩が一緒になっている作品を読んで、絵と詩の関連を鑑賞する授業です。正解はない。一人一人の持つ見方が解釈となる。他者の意見を聞きながら作品に対する見方を広げて行く。コーデイネーターは気づきを促すこと…

少しだけ風が吹いてくる。

「決める」を意識し始めて、少しだけ自分の思考が整理されてきました。 思考が整理され始めると、次に何をすればいいか作業の見通しが立ってきます。 何のために、を考えることが、次の行動を促すのだなと学んだところです。 さて、並行して授業の課題もある…

「なぜ」という問いに対してどの程度対峙するのか。

着想論文検討会ではいつも現れる大きな問いがポイントとなった。 古典教育はなぜ必要か。 教材価値とは何か。 何を持って効果的な指導方法と言えるのか。 それぞれの問いについて多くの考えにアクセスするとともに、 今の自分たちが実感として言えることを大…

今週読んだ本

詩教材の授業をもう一度見直そうと思って、文学教材を扱った本を中心に読む。 文学教材の新しい教え方 (21世紀型授業づくり) 作者: 渋谷孝 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2003/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 詩教育の理論と実…

授業って「協力」そのもの。

授業って「協力」そのものだなって思います。 学習者の協力なしに授業は成立しません。 例えば、学習者が何を知っており、何を知らないのか。 学習者の自己開示なしに、何をどう教えるべきか判断できません。 独演会で終わってしまいます。 独演会でいいんじ…

協同で授業を創る効果(教材研究編)

わたしの実感として、です。 合意形成を取ろうとすると、必然的に他者の話を聞くことになる。 自分と他者との感覚の違いがわかってくる。 目的が定まっていれば、教材選択の拡散が起こる。 予期せぬ教材との出会いが生じる。 その教材をどう受け止めるか、多…

中学校は、夏季休業開始。

本州はもちろん、北海道でも多くの公立学校で夏季休業を迎えている。 知り合いの先生から便りが届くのを見て、それを実感する。 大学院は必修の授業が山場を迎えていて、あと2週間は気を抜けない。 でも、先が見えてきたところで、そろそろ私も夏モードに切…

協同で創る授業の問題点。

協同による授業づくりもいよいよ授業の決定に進んでいく。 ここまでくると、お互いによいことばかりも言っていられなくなる。 多少の痛みを伴いながら、合意形成をしていくほかない。 それぞれに持ち合った案がグループにとって有益とは限らない。 グループ…

いかに心を開いて話し合うことができるか。

集中講義2日目終了しました。 いやー、続けて何時間も話を聞いて考えたので 久々にあたまフル活動です。 今はまだやりきった高揚感がある感じ。 というわけで、まだ熱が冷めやらぬ状況ですが、 たくさんのヒットポイントがあった2日間でした。 特によかっ…

集中講義1日目の学び

1 初対面での自己開示がいかに大切か。ラポール形成をはかるとともに、丁寧に学びの目指すべき方向とライフヒストリーを語る。全員語れる環境って大切。 2 気になる子の片隅で同様に出来事は起きている。 3 教員をはるかに超えていく子(授業計画を見抜いて…

集中講義がはじまる。

今日と明日は藤森裕治先生と集中講義です。 授業システムの主体のあり方について最近考えるところが多いので、 その辺が少し整理できたらいいなと思います。 イギリス教育の未来を拓く小学校 「限界なき学びの創造」プロジェクト 作者: マンディスワン,アリ…

視覚情報を重視した読みの授業づくり。

協同で授業案づくりをしています。 その中で、岸田衿子さんの『ソナチネの木』を教材化する授業が注目です。 テキストだけではなく、文字と絵が融合して視覚的な読みを促すしくみになっているところがおもしろいです。 ソナチネの木 作者: 岸田衿子,安野光雅…

7月上旬の課題

来週からCモジュールが始まります。 筑波大学の春学期は8月第一週までです。 私の7月前半の課題は、 ①学習記録の分析と言語化 ②「授業システムと授業行為」に関する研究のインプット です。 読もうと思っている本が積読になっています。 省察的実践とは何…