放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

大学院研修

大学院を修了しました。

昨日の学位授与式を終え、北海道に戻りました。 新聞報道もあったみたいですね。新しい中学校で働きます。 毎年ひどくなる引越事情ですが、もう3月に引っ越すのは諦めた方がいいのではないかと思うくらいです。 ここには書けないけれど、落ちつかない日々の…

ソメイヨシノみたいだな。

関東にきて驚くのは、ソメイヨシノの数と、その枝ぶりだ。 山と海の間で過ごした私は、桜といえばヤマザクラで、もともと白い花を咲かせるソメイヨシノは見慣れない。 桜の季節になると、まじまじとソメイヨシノを観察して、どうしても接ぎ木で育った違和感…

他人のせいにしてばかり

現状が上手くいかないことを,すべて他人のせいにしてはいないか。 行動しているのはわたし。 選択をしているのもわたし。 お互い関わって生きていて,わたしの外への不満は,反対に私への不満でもある。 どこかで他人のせいにして選択しているわたしを見な…

大学院で学んで,変わったことは何か?

私の大学院での学びの時間が終わりを迎えようとしている。 3月に入り,これまでお世話になった方々へご挨拶を重ねるうちに,自然と「大学院に来てどうだったか」を語る機会も多くなった。 今日は,大学院生活2年間で最も強い影響を受け,実践者としても研究…

現実的な日々。

落ちついて本を読むことよりも、論文を書くことよりも、優先してやらなければならないことがある。 研修派遣の事務手続きをしなければならないとか、引っ越しのために諸々連絡しなければならないとか。 ゴミを収集日に合わせて捨てたり、冷蔵庫の食材を余す…

情報と向き合う。

ぼくは自分が参考にする意見としてはよりスキャンダラスではないほう、より脅かしていないほう、より正義を語らないほう、より失礼でないほう、よりユーモアのある方を選びます。 糸井重里『知ろうとすること』あとがきより

学びを手放す。

引っ越し作業をする。 毎回引っ越すたびに、物と向き合う。 アップデートしなければならないものがたくさんある。消耗品。 でもほとんどは、自分には余りあるものばかりだ。 今の自分がほしいもの、未来の自分にほしいものは何か考えながら、残す物を選ぶ。 …

友だちとおしゃべりをした。

以下、あいまいでざっくりとしたわたしのメモ。 1.善し悪しの前に立つ。 2.どこに価値を置いているか? 3.「授業をしたい」自分を手放す。 4.中庸はない。 5.それぞれが言う「研究」って違うね。 うーん。学習者にとって、しあわせな学びの時間ってなんなの…

学会発表が終わる。

当日の朝,リハーサルしてみたらやっぱり自分でもこれじゃあ伝わらないなって思うことがたくさんあった。わからないものがなんなのかもよくわからなかった。口述試験でも言われた通り,私の書いたものは自己理解に留まっていて、研究としての問いのレベルア…

調子が戻らず。

久しぶりの雨。先週、今年初めて雪を見て以来の曇り空。やらなければならないことがあまり手につかず、休み休みの一日だった。 自分のものの見方を改めたいなと思うような一日でもあり、息詰まりを感じるような一日でもあり、こんな日は誰かと話をしたらすぐ…

プレゼン技術の基礎を学び直す。

口述試験のための資料作成日。改めてプレゼン技術を学び直す。 大学生向けの初年次指導の本はたくさんあって,情報は得られやすいなと思う。 「14歳からの~」というだけあって読みやすい。 ビジュアル面も考慮されているのがいい。 学びの技 (YOUNG ADULT A…

期待と不安が強いんだな。

論文提出が終わり、修士号まであとは口述試験のみとなりました。 締め切りが過ぎると、先のことが見えてくるもので、急に引っ越しのためにあれこれ考えたり、断捨離を始めたりします。変に高揚する気持ちもあって、なんだか不安定です。 考える場面が多かっ…

ぐるっと家をのぞいてみよう。

文章は一方向に読みがちだけど,本当は立体的なんだな。ぐるっと家をのぞいてみるように,いろんな読み方があるんだな。 絵本読み聞かせや紙芝居は最初から読む。1方向のストーリーを読む。冒頭から結末に向けて読むことが,暗黙のうちに沁みついている。い…

結局は「問い探し」なのだと。

結局は「問い探し」なのだと。 論文のまとめを書きながら,全体を貫く本当の問いはなんだったのだろうと改めて考えるに至りました。どこか自分には,アウトラインを曖昧にする癖があるみたいで,バシッと5本指でたたきつけるような問い立てができないわけで…

スタンダードってなんなのだろう。

どうも締切間際の過ごし方が苦手です。 論文はすでに9割書き終わっていて,修正を残してすでに山場を越えました。あとは,はじまりとおわりを整えるだけなのですが,ここが一番難しかったりします。 真ん中の部分は,まぁ,書きたいように書けるんです。でも…

論理の文章なんだ。

修士論文提出締め切りまであと1カ月になりました。進捗は相変わらず鈍速で…まだまだ突破口が見えない不安がありながらも、理想100%で最初から最後まで書けない現実を受け止めながら進みます。いや、60点も取れていない気もします…。自己評価はいつもあてに…

日常がほしい。

いつからか、イベント嫌いの自分に気づく。 お祭りは大好き、みんなでワイワイ楽しむのも好き。でも、祭りの後に冷静になってみると、なにも残らない気がして。 何かを成し遂げたいとか、新しい何かを創造したいとか、そういう大げさな目標は持ち合わせてい…

腹を立てる。

人が腹を立てるときは、それまで自分が大切にしてきた時間をないがしろにされた時だ。何を大切にしているかは人によって違うのだから、当然でしょう。 そんなくだらないことにエネルギーを使うなと、たしかに、人の意見は真っ当なのだけれど、そんなこととは…

自分の切実さに目を向けているか。

何気ない同期の院生さんとのやり取りで,自分の過去に書いた原稿を開いてみる。新採用教員を対象とした本だ。 自分なりに自分の原稿のいいなと思ったことを挙げてみると,「切実さ」かなと思う。今となっては忘れてしまったエピソードも,読むとヒリヒリする…

論文の編集作業

修士論文を書くにあたり,文章を書くことも大変なのであるが,意外と重要だなと気づくのが編集作業である。 論文は,書くのもレイアウトを考えるのも印刷するのも,自分。 でも人に読まれる限り,読みやすいようにと考える。それは語句の精査,文章の構成レ…

時間も経験も足りないな。

この1週間は修士論文第4章の執筆作業が続く。 論文自体は序章・終章併せて7章構成になっており,1~2章が先行研究,3~5章が分析パートになっている。第3章が学期末の振り返り分析,第4章が毎時間の振り返り分析,第5章が学年別の振り返り分析である。 論文…

授業記録と学習記録は違う。

授業の終わりに書く記録は、その日の授業がどのようなものだったのか記録されることが多いので、授業記録の意味合いが強い。 私は、学習記録を書かせている時、「授業記録」と「学習記録」の違いがよくわからなかった。毎時間の授業の記録は、そのまま学習記…

問い立てと論文

引き続き、修士論文執筆中である。 今日の気づきは、今書いている章がこれまでの論文と違って書きやすいことだ。 その理由はどこにあるかというと、問いのクリアさにあるのだと思う。 私が今、論文を書いている時の思考の流れはこんな感じだ。 ①どのような問…

数字はひとつのモチベーション

今日は8000字書く。 作文授業の振り返りで、「〇枚書いた」といった記述が目立つ。もちろん、量的な振り返りだけではなく、自分の思考過程とか内容面での検討など振り返りの視点は一つに固定せずさまざまに見方を変えてみてほしいのだけれど、自分がどの…

論文執筆過程での学び

今日も論文執筆作業の日。論理のこと、まとまらない文章構成のこと、問いのブラッシュアップのこと、難しい課題と向き合う。 午後は免許申請のための書類作り。こういうのは早く電子化してくれたら楽なのになあと思う。

非日常の空気

今日から学園祭の大学。非日常の空気が大学内いっぱいになる。喧騒を避けて大学図書館に行くもののやはり落ち着かない一日。 ありきたりな言い訳だが、自分の書こうとしていることがまとまっていないので、すっきりとした文章を書くことが難しいな、と感じる…

お休み

学会もパスして、2日間こもって本を読んだり、メモを書いたり。 コミュニケーション目的で人に会うのはいいかなと、最近思う。 良いと言われることは、頭ではわかっていても、感情は閉じていく。 週末後半は思考疲れで、しっかりと忘却して休む。 0か100かに…

書けない日の感情を振り返る。

今日は大学院の授業内で修士論文の第1章にあたる先行研究のレビューを発表した。私にとっては、発表という締切までに「書く」ということ自体に意義があった。「なかなか全体像が見えないなぁ」「よくわからないなぁ」と思いながらも、自分でも明確に説明でき…

情報探索の知識

中間発表会で先行研究の整理が課題だとわかってから、ずっと資料探索をしている。収集しては、読んで(書きながら読まないと理解が進まないので、ひたすらアナログでメモ)、そしてまとめる(まとめはデジタル、ワードで文章化)。あとは、話すようにしてア…

思考を促すことばの提示

充実した学習記録の記述はどのように生まれるのか。 そのヒントとして、学習の手引きを読む。 大村はま国語教室 第3巻 古典に親しませる学習指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1983/01/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る…