放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学校・授業

動き出す学校 ―6月の振り返り

■登場人物の読み取りー椎名誠「アイスプラネット」 奇をてらわずに,オーソドックスな描写の読みとりをする。 「僕」「母」「父」が「ぐうちゃん」をどのように見ているか, を課題として,全文から一つの描写(会話文,行動描写,心情描写)を担当する。 4…

国語チャレンジ100をつくる ー5月の振り返り

臨時休校中の課題を出すことになり、いくつかの学校ホームページを閲覧しておもしろそうな課題がないか探してみた。 その中で、最もやってみたい気持ちになったのは、風越学園のチャレンジ100だった。 https://kazakoshi.ed.jp/kazenote/dandan/5649/ まずは…

「烏」から考える

「枕草子」第一段で「烏」が出てくる。 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 発売日: 2001/07/25 メディア: 文庫 私は古典における風物がどのように取り扱われているのかがとても気になる。 万葉集にお…

小さな失敗の積み重ねで

年度末に学習記録の冊子をつくるため,年度の始めにプリントを保管するためのクリアファイルを生徒全員に配っている。 授業で扱ったプリントをすべて保存しておくためにしているのだが,現実問題,必ずと言っていいほど,プリントをファイルごとなくしてしま…

実現不可能でもいいから、やってみたい野望メモ

①合唱コンクール、たくさんの失敗経験を活かして、子供たちが成長して、満足する合唱を創りたい。そのためにできる支援の方法を勉強したい。できたら外部講師の先生に見てもらってフィードバックをもらいたい。 ②面談屋としてのキャラを確立する。面談がいや…

価値の共有と評価方法

「主体的に学ぶ力」の評価のあり方について,10年研でも質問があり,勤務校でも先生たちと話題になる。 教育科学 国語教育 2020年 01月号 (徹底研究!小・中学校国語 3観点の学習評価のポイント) 発売日: 2019/12/12 メディア: 雑誌 現場では「どうやって」…

エンドロールの途中で砂嵐になる。—2月の振り返り

逃げる2月なんて言っている暇もなく,2月は消え去った。 個人的には人生初のインフルエンザを経験し,中旬以降体調的にずうっと不安定だった。 外出することもできず,世の中も落ち着かない日々。 家にこもることも多く,過剰に不安要素を数え上げるような日…

授業づくりに関して手にした本(2020年1月)

これまでに自分も体験しておもしろいと思った授業を、愚直に追試しようと決める。 その一つが看図作文。 看図作文指導要領―「みる」ことを「書く」ことにつなげるレッスン 作者:鹿内 信善 出版社/メーカー: 溪水社 発売日: 2010/06 メディア: 単行本 鹿内先…

エンドロールみたいな授業―1月の振り返り

冬休み明け,北海道の1月は短い。 あまり雪もなく,雪道の苦手な私にとっては比較的過ごしやすい冬である。 学校ではインフルエンザの流行が話題となっているが,なんとなく自分には関係のないような気がして過ごす。 今週に入って最近お決まりとなっている…

目次づくりと役割演技音読

学習記録目次づくりの予告 学年末テストが終わり,残すところ10数時間の授業時数を残して,学習記録づくりの終末にとりかかる。 最後の作業は,これまでの学習記録を束ね,目次をつくる。 今年度は学期末に目次づくりをせず,資料を束ねるだけの作業で終わ…

最後の発表会とビブリオバトルー12月の授業

単元 状況を生きるー『故郷』の作文発表会 ヤンおばさんの生き方,私とルントウの生き方について2時間パネルディスカッションをし,その話し合いから印象に残った発言と理由,そしてこれからの社会をどう生きていきたいかを綴った文集を読む。一人一人と作文…

「もともと故郷はこんなふうなのだ」―11月の振り返りと12月の単元

聞き出さないとわからない 11月は,自分が担当する総合的な学習の時間の山場を迎える月だった。 自分の無責任な立ち回りのせいで,学習者におもしろくない時間を過ごさせる経験をした。申し訳ないが,今年度の大きい学びだった。 教科の授業のように,自分が…

黒板の前に教師の机がある。

間を挟む壁はどこにあるのだろう。 その壁を越えて,歩むことができなければ,対話も始まらない。

そして,11月だ―10月の振り返り

10月は校内の研究授業があり,久々に感じた興奮をどう解釈するのか考える1か月だった。また半年ぶりに定点観測の教室を訪問し,変わってしまった自分の感覚に気づかされたりもした。断片的にしか書くエネルギーがないので箇条書きで残しておく。 ・竹田青嗣…

そういう学びじゃないんだよなぁ。

単元を終える度に「もうちょっとどうにかできなかったのかな」と思う。 単元を考えている間は,この学習がどのように進むのかワクワクして考えることができる。 いざ授業が始まってみると,自分の独りよがりな考えに気づかされたり, 学習者の困難に直面した…

お友達とつながりたい願望。

校内研修で授業研究をした。 久しぶりの公開授業で,指導案作成にだいぶ手こずっていたが, 何のためにこの単元が必要なのかを考えて作れたことは嬉しいことだった。 相変わらず自分の思いが先行している点は自覚しなければならないけれど, その先へは,ま…

「読みたい」を引き出す書評を書こう。

明日から始まる単元を前に,国語科通信を書いた。 *** 読書は新しい世界をひらく扉だ。 本は私たちを一歩先へといざなってくれる。 今のあなたの読書をもっと充実させたいとき,”書評”がきっと役に立つはずだ。 書評にはあなたがまだ読んだことのない作品…

ちょっとチャレンジしてみようかな。ー9月の振り返り

9月もあっという間に過ぎ去った。 定期テストや学力テスト(業者テスト)の採点・評価業務,文化祭準備による多忙感の中毎日を過ごす。 加えて,来月の校内研修研究授業に向けた授業づくりを考える時間も多くあった。 今は「書評」と取っ組み合っている。市…

夏の終わりにー8月の振り返り

お盆が明けると北海道ではあっという間に学校が始まる。夏休みは短い。夏休み中に学習記録を読み直して,一人一人の学習状況を把握したいと願ったが,思うような時間は取れなかった。これが現実。 夏休みが明けるとすぐにテスト前,授業はテストを意識した進…

授業感想文から再出発―7月の振り返り

テスト後は,3カ月の授業の振り返るための学習記録づくりと,説明文「月の起源を探る」を使った説明文を書く単元だった。 学習記録づくり 本来であれば学習記録の完成モデルを示したり,目次をつくったりする時間を設定するのだけれど,今回は目次も作成せず…

隣に立って見つめる。―6月の振り返り

評価の現実と向き合い続ける6月。 評価・・・というか,評定。「絶対評価」の意味を考える。テストの公平性も考える。 20数時間の授業の中で,生徒の姿をどれだけ描き出せるというのだろう,と思う。 評価は大きく3つの役割がある。 一つは学習者自身が自分…

鈍感になっていく。

運動会,中体連…と目まぐるしく初夏は過ぎて行った。 年に数回訪れる,繁忙期である。 気づくと定期テスト作成,採点,成績づけ。締め切り仕事は悠長に構えると痛い目に合うので気が抜けない。加えて,こうした仕事は細かなミスが許されないものが多い。チェ…

「文学がまたとない教材になり得る」―5月の振り返り

5月連休明けの学校は,運動会に向けた学級・学年としての取り組みがメインとなる。朝練,外での学年練習,総練習と,非日常の1週間が続いた。 そんな中で,国語科授業は粛々とルーティーンの漢字テストが始まる。定期テストに向けてテスト範囲も意識するよう…

詩と出会う体験

振り返りとは,自分の行為を問いを持って考えることなんだなと思う。 学習者を見ているとただ「単元をふりかえろう」と言っても表層的な実感しか言語化されないのだけれど,一つ問いを投げかけるだけでまったく違った質の振り返りが展開される。 詩ってなん…

教えることと学ぶこと,どう考えて授業づくりをするか

オーソドックスに,教えることと言えば…でこの本を手にする。 教えることの復権 (ちくま新書) 作者: 大村はま,苅谷夏子,苅谷剛彦 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2003/03/01 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 34回 この商品を含むブログ (33件) を見…

過刺激にならないこと―4月の振り返り

2年ぶりの国語の授業がスタートして1か月。 と言っても,標準学力検査や全国学テ,修学旅行があったりして,実際の授業は5~6時間程度だった。授業開き・オリエンテーションからはじまり,「春に」の単元を4つのコース別活動で展開して連休に突入した。 最…