放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学習記録研究

イラストで振り返る学習記録の第1印象

今までに書いたものを整理していたら、ノートの端に学習記録に出会った時のことが書かれていた。 初めて学習記録を手にした時 初めて学習記録を作ってみた時 初めて学習記録が完成した時 学習記録作成過程を思い浮かべると、この3つのシーンが思い出される。

<わたし>の学び方

一人一人の学び方は多様であるという視点に立てば、学習記録が寄与するのはそのプロセスの違いを可視化する点にある。 今日は3年生「故郷」全時間の学習記録の記述、作文を抽出する調査を行う。分析の観点に基づいて、「故郷」の魅力は何か説明する授業であ…

振り返り記述の発達段階と学習経験への問い

小学校のノート指導実践を見ていると、視写する力を育てる実践提案が見られる。黒板を見て正しくできるだけすばやく書く動作は授業記録の基礎として位置づけられる。 ノート指導の要素として他に、発想を広げること、定着のために練習すること、自分の考えを…

一覧資料にすることで相対化を促す

大村単元学習の中では、作文やレポートを文集化することがある。 国語教師が評価をする際に、30人程度の記述を読んでいる途中で評価基準が変化していく(最初の基準を忘れてしまう)ことがあると思うが、その変化を防ぐために、似たような作品を分類したり、…

学習記録実践を通して見える自分のこだわり

1 どういう授業なら生徒が楽しく学べるのか知りたかった(「楽しさ」が継続の必要条件だと考えているので「楽しさ」が重要)。「眠かった」「難しかった」としたら、その原因はどこにあったのか考えるきっかけがほしかった。 2 国語科としてことばの学び手…

「書くことによって学習を開いていくのである」

大村はま国語教室 第12巻 国語学習記録の指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1984/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 単なるメモ帳でもない、忘れてはいけないことを記しておく、いわゆるノートでもない、学習をとらえて…

内なるものを知ろうとすること

大村はま国語教室 第12巻 国語学習記録の指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1984/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「さまざまな質問に答える」 P76問 学習記録の一ばんのねらいは何ですか。答 書くことの基本的な力を…

変化をとらえることは容易ではない

今の段階での学習記録あとがきの総括を書こうと思っている。 あとがきのてびきには、書く観点の一つとして「自分の変化」がある。単純に自分の文字が変わったと書くこともある。書く文量が変わった、覚えた知識が増えた、読む観点が増えた……どの記述もそこま…

「わかった」と「がんばります」

生徒の授業の記録でよく見られる記述が「わかった」と「がんばります」である。 授業で学んだことを書くのだが、結構安易に「わかった」を書くことが多い。授業内容と「わかった」を機械的にくっつけると、その日の授業記録が完成する。書かされる記録である…

記録のまとめはいつするのか

日々の記録を、ある程度の蓄積を持って一度まとめる機会を持つ。そのタイミングはいつがよいのだろうか。 ある程度の厚み(量)が必要だと考える。学校のスケジュールで言えば、前期・後期で分けて年に2回実施するのがいいのだろうか。一定の評価時期である…

学習記録を通して見える力

今年度最後の授業参観。自然と1年間を通じて学習者がどのように成長し、どのような課題があるのかという視点になる。学習記録のことで言えば、記録の質についてどのような違いが生まれているのか考える。 「何を書くか」ということがわかっても、それを表現…

「完遂」

学習記録の題名より。 誰がこの言葉を選択するか、関わっている当事者としては興味深い。しかし、自分でも意図しないような前向きな言葉が具体として教室に表れる、このことが何よりおもしろいと思う瞬間である。

記述の視野の広がり

今日はある生徒の記述から。 一年間の国語の授業を通して、たくさんのことを学び、身につけてきました。授業の内容は、漢字や辞書引きを毎日少しずつやり、教科書をすすめることの繰り返しでした。本を読んでくれることもありました。最初は、漢字、辞書引き…

「作ること」と学びのプロセス

秋学期の試験期間ということで、図書館は課題に取り組む学生が多く見られる。私も課題の締切が大詰めで、今日は個室にこもってレポートを作る。 読む技術に関する課題では、本の体裁から情報を読む話題が出てきた。1月のレポートで「学習記録と本の体裁」に…

なぜ学習記録を作るのか。

1 学びが消費されて、そこから何か生産されている実感がないから。 2 学びの蓄積の実感がないから。 3 学びの総合化(体系化?統合?)が弱点だと感じるから。 4 自分で考え言語化する力をつけたいから。 5自分の学びの歴史を見える化したいから。 6紙の重さ…

「右に同じです。」

学習記録において、私と生徒の間で見られたずれの例を1つ挙げましょう。 私の指導していた学習記録では、毎時間の授業記録として、縦罫ノートの上段右に①学習内容、下段に②学習メモ、上段左に③振り返りを書く形式でノートを書くようにしていました。③振り返…

「ずれ」から新たな価値を考える。

この本は良かったです。 ずれによる創造―人間のための教育 (1973年) 作者: 上田薫 出版社/メーカー: 黎明書房 発売日: 1973 メディア: ? この商品を含むブログを見る 学習記録を研究するにあたって、ぼんやりとした見方しか思いついていなかったけど、 この…

学習記録実践の言語化

うまくいったこと、うまくいかなかったこと、それぞれを書き出してみる。 自分の意図していたこと、意図していなかったこと、それぞれを書き出してみる。 フレームに収まっていたこと、収まりきらなかったこと、それぞれを書き出してみる。 どのようなことが…

断片的なメモを集める。

今日は朝から学習記録に関する資料の整理と、 これまでにまとめた断片的なメモを整理する。 何月何日にどういう学習をして、 どういうことに困って、 どういう対応をしたのか、 たくさんのメモがある。 生徒の反応もある。 研究したいことがたくさんある。

倉澤先生が大村はま先生を「超人的能力」と表現したこと。

「大村はま国語教室1」を読んだ。解説は倉澤先生である。大村はま氏の研究に対する姿勢と裏側を具体的なエピソードとともに書いている。 その章立てで「2 超人的能力」とある。ここでは大村氏が講習会に参加した際の速記力、丁寧さを見て貪欲に学ぼうとす…