放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

研究日誌

授業記録と学習記録は違う。

授業の終わりに書く記録は、その日の授業がどのようなものだったのか記録されることが多いので、授業記録の意味合いが強い。 私は、学習記録を書かせている時、「授業記録」と「学習記録」の違いがよくわからなかった。毎時間の授業の記録は、そのまま学習記…

問い立てと論文

引き続き、修士論文執筆中である。 今日の気づきは、今書いている章がこれまでの論文と違って書きやすいことだ。 その理由はどこにあるかというと、問いのクリアさにあるのだと思う。 私が今、論文を書いている時の思考の流れはこんな感じだ。 ①どのような問…

数字はひとつのモチベーション

今日は8000字書く。 作文授業の振り返りで、「〇枚書いた」といった記述が目立つ。もちろん、量的な振り返りだけではなく、自分の思考過程とか内容面での検討など振り返りの視点は一つに固定せずさまざまに見方を変えてみてほしいのだけれど、自分がどの…

論文執筆過程での学び

今日も論文執筆作業の日。論理のこと、まとまらない文章構成のこと、問いのブラッシュアップのこと、難しい課題と向き合う。 午後は免許申請のための書類作り。こういうのは早く電子化してくれたら楽なのになあと思う。

非日常の空気

今日から学園祭の大学。非日常の空気が大学内いっぱいになる。喧騒を避けて大学図書館に行くもののやはり落ち着かない一日。 ありきたりな言い訳だが、自分の書こうとしていることがまとまっていないので、すっきりとした文章を書くことが難しいな、と感じる…

お休み

学会もパスして、2日間こもって本を読んだり、メモを書いたり。 コミュニケーション目的で人に会うのはいいかなと、最近思う。 良いと言われることは、頭ではわかっていても、感情は閉じていく。 週末後半は思考疲れで、しっかりと忘却して休む。 0か100かに…

書けない日の感情を振り返る。

今日は大学院の授業内で修士論文の第1章にあたる先行研究のレビューを発表した。私にとっては、発表という締切までに「書く」ということ自体に意義があった。「なかなか全体像が見えないなぁ」「よくわからないなぁ」と思いながらも、自分でも明確に説明でき…

情報探索の知識

中間発表会で先行研究の整理が課題だとわかってから、ずっと資料探索をしている。収集しては、読んで(書きながら読まないと理解が進まないので、ひたすらアナログでメモ)、そしてまとめる(まとめはデジタル、ワードで文章化)。あとは、話すようにしてア…

思考を促すことばの提示

充実した学習記録の記述はどのように生まれるのか。 そのヒントとして、学習の手引きを読む。 大村はま国語教室 第3巻 古典に親しませる学習指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1983/01/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る…

困っている。

大村全集12巻より、学習記録の効果・効用のまとめ。それからノート指導実践のまとめ。そして大量に文献印刷。要領を得ていないが、時間を使ってとにかくやっていくしかない。「しかない」と言っている時点で、思考停止している自分に気づいている。だいぶわ…

ざっくりと1年間の学習記録を読んでみた。

引き続き、これまでの調査結果をまとめた中間発表の資料を作成した。 と同時に、新たな調査も進めていく。先週末にデータ化した抽出生徒の1年間の記録である(計画では3年間分見る予定が、資料が見つからなかったりして後回しになりつつある…)。 これまで…

学習の収束とは、何をすることなのか?

来週に迫っている中間発表会に向けて、ひたすら収束の作業。今日はこれまでのブログの記述を関連付けする作業。いわば凝縮ポートフォリオ作成に近い。 ただ、研究としての論文は、自己満足で作品を集めるだけではないので、わかってもらえるように題材を選び…

書くことによって認識が深くなるってどういうことか

記録を書くことと考えることはどういう関係にあるのだろうか。授業の記録を書いている時に、学習者は何を考え、どのような気づきを得るのだろうか。書いている時の思考過程が気になって以下の本を手にする。 子どもの文章―書くこと考えること (シリーズ人間…

実践を整理するための観点と授業づくりで大切にしたいこと

今日は現実的な作業の1日。 10月3日の修士論文中間発表に向けて、これまでの調査のまとめを作り始める。今月上旬に一度作ったプロットとは違った見方が出て来ている。いろいろな疑問点をまとめていくと、学習記録をめぐって「①目的②内容③機能④形態⑤方法⑥評価…

どうして単発的な創造になってしまうのか。

単元ごとの記録を分析していたが、やはり年間を通した記述を追わなければ意味がないなぁという思いにかられて、3連休は決意して、抽出生徒の記述をデータ化する。 記録の記述だけではなく、授業内容、課題、メモ、ワークシートの内容など、情報は多くなる一…

書くことの授業と読むことの授業で記述内容はどう違うか。

作文の授業の学習記録分析つづき。 記述内容を整理すると、自己評価や次の時間への展望の記述が目立つ。読みの授業と異なるのは、ゴールイメージがはっきりしていることだ。 書くという作業は「書き終わる」イメージが生徒の中にもある。今回の授業では枚数…

問いのバリエーションを自分の中に持てるか

2015年度、生活体験作文を書いている時の学習記録。全7時間。 ホワイトボードを使ったペアでの題材を選ぶ活動からスタートし、個別・グループの選択をしての執筆活動という流れ。 記述内容の全体は読むこと(理解)の授業に比べてどう違う? 理解をメインと…

振り返りの記述を読む観点

今週は文献収集+まとめ作業の1週間だった。 振り返りの記述内容を分析し、その結果からどんなことが言えるか、その枠組みにはどのようなものがあるか、という問いで文献収集をした。 結果としては、国語科の研究よりも、日本語教育や英語教育、数学教育の分…

自分のしていることの再確認。

自分のしていることがどういうことなのか、もう一度見直そうと思い、この本に立ち戻る。 成長する教師―教師学への誘い 作者: 浅田匡,藤岡完治,生田孝至 出版社/メーカー: 金子書房 発売日: 1998/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る …

自分の内側に潜るように

今週前半は先行研究の資料収集と整理、授業参観だった。 気になったことは、自分の経験や感情を通して他者の理解を働かせるということだ。上手く言葉にはできないが、自分の内側を通って発せられることばについて考えた。確かに、使いやすい便利な言葉、固定…

決まった毎日の中で淡々と書く。

午前中は作文の授業の学習記録の分析。記述を切片化し、それぞれにラベルを貼ってカテゴリーに分け、全体の枠組みを見る。 読みの授業と違って進捗状況が書かれることと、個人の上手くいかなさに焦点がおかれることが気になった。 たまたまお昼に一緒になっ…

比較する枠組みが知りたい

研究の進捗状況を報告し合う日でした。自分の研究をおもしろいと言ってもらったり、論文としての見通しをもらったりすると、とても励まされます。 しばらく自分の授業実践の生徒の記述を分析してきて、どのようなことが書かれるのか、枠組みとして形ができて…

記録を他者と共有することで学びを深める。

引き続き、これまでの調査のまとめ。記述を並べてみると改めて見えてくることもあり、実際に作業することの重要さを実感する。 ここに来て感じる実践の課題は、記録を一人で読むことだけで終わらせるのはもったいないなぁということだ。学び得るものが学習者…

中間発表に向けて

修士論文の中間発表会まであと1か月になる。 研究を深めることに意識が向いていて、研究の全体像が見えなくなっている気がして、これまでのレポートを集めて見直してみる。目の前の問いに対して調べる作業は好きだけれど、構成を立てることは本当に苦手だ。 …

気づきを促す教師の働きかけ

今日はこれまでの調査結果を一旦まとめる。 学習記録の記述内容をカテゴリー化していって、やっぱり分け方に納得いかず、バージョン2でまた分類し直す。「事実」「感想」「理解」「学びの言語化」「評価」などと分けた。とは言っても、分けられないのも事実…

授業でのメモと記録と教師の関わり

学習記録には、当然のこととして教師の授業での発言・指示が反映される。素直な生徒であればあるほど、教師の言ったことがまとめとして引用されたり、記述内容が変わったりする。 いい意味で記録の気づきを促すと思うのは、活動中にメモを取らせる指示だ。 …

モニタリング。

学習記録の記述数が少ないものを集めて、そのカテゴリーを調べる。 興味深いことに、自己評価だけを書く子、授業の事実だけを書く子などなど、それぞれに特徴があって面白い。 記述数と学力は関係なく、学力の高い子はポイントだけをおさえて端的に書く。そ…

気づきを大切にすること。

学びにおいて、気づくことがいかに大切かを最近思う。 問題解決のプロセスにおいて、問題に気づくことがなければ始まらない。しかし、学校では、あらかじめ設定された問題に取り組むことが多く、問題に気づく経験をすることは少ない。もちろん、設定された問…

自分のストーリーを語ることで強みを掘り出す

大学院に入って、自分が何の研究をしたいのか(ある程度の材料や方向性は決まっているけれど具体的に何をしていいのかわからない=探究する問いが具体的に持てない)という問題を通る。 修士1年生のテーマ決めに関する話を聞きながら、自分の1年前のことを…

自由研究の思い出

北海道の夏休みは短い。 お盆が終れば2学期の始まりが見える。夏休みの宿題もいよいよ本腰を入れて取り組まねばならないだろう。 自由研究の発想を引き出した「Do!図鑑シリーズ」 大学院で「研究」を意識するようになって、自分のこれまでの「研究」に関す…