放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

ノートのあり方に変化が起こる。

学習記録を見ていくと、協同的な学びが多くなるにつれて 学習メモの記述が少なくなっていく傾向がわかってきました。 それは、話し合い活動をしていたり、 創作物を作成したりするからかもしれません。 その代わり振り返りの記述は多くなります。 例えば、1…

振り返りの振り返りにこそ価値がある?

学習記録実践の中で、授業の振り返りを全体で共有することがある。 全員のノートを一覧印刷して配る。 そうすると、振り返りの質を相対化することができる。 例えば作文の観点で、自分は字数制限を観点に「200字以内で書けた」と書いたとする。 そして次の時…

もっともっと、多様な子どもの姿を見る機会がほしい。

理想の子ども像を描きなさい。 目指すゴールを設定しなさい。 初任者の時に、もどかしさを感じた言葉だった。 教育書で出会ったり、先輩先生に指導を受けたり、 いろいろな場面で「そうだな」と思いつつ、 私は理想の姿なんて描けないとも思っていた。 だっ…

「研究個室」という〈自由〉が保障された環境で過ごす。

この学校は広い学校で生徒の数ほど個室があるのです。学校へ行くのにそこに個室がないというのはおかしいではないかと思うのです。勉強室、その人だけの勉強の部屋もないところが、どうして学びの場であるでしょうか。教室は教室であって個人のものではあり…

今週読んだ本

詩教材の授業をもう一度見直そうと思って、文学教材を扱った本を中心に読む。 文学教材の新しい教え方 (21世紀型授業づくり) 作者: 渋谷孝 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2003/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 詩教育の理論と実…

話し合いのコントロールは教師がすべきか。

大村はまの読書生活の指導記録を読んでいる。 一年生から積み上げた単元学習により、共同にそれぞれが調査したことを発表し合う座談会がある。 協同学習の試みがよく見えるすてきな単元だなと思う。 そこで大村は司会の役割を担っているのだけれど、 誰がど…

新聞紙が日常生活の一部ではなくなった。

北海道にいた時から新聞紙が教室や学校の掲示板に貼られるのをよくみていた。 たまたま近くに新聞を活用した実践を展開している先生がいたからだ。 つい先日も教室に新聞紙が貼られている学校を見た。 これは、新聞紙がもうすでに非日常化していることを意味…

信じて疑わないことは、「変わらない」を選択する。

8月8日に山本純人先生と筑波大学でお話をする。 現職の先生や修士学生が来てくださり、 偶然の偶然で北海道の中納先生も参加し、 6人だけど、濃密な研究会となった。 今回の目的の一つは出会いの場とすることだった。 これはもう、大成功。懇親会まで行く…

国立国会図書館の利用登録をする。

筑波に来たらしようと思っていたことがあって、 その一つが国会図書館に行くことだった。 春授業が終わり、やっと個人研究の時間が増えている。 一度国会図書館に行きたいと思っている。 今はまだ、好奇心で行動していることが多い。

国語教育全国大会とミスチル。

国語教育全国大会が終わりました。 初めての参加にも関わらず、 ご縁があって役割をいただいたり、 授業の方にも少しだけ関わらせていただきました。 授業者の先生のためになったとは言えませんが、 私自身は演劇的手法を用いた学習過程について いくつか考…

「演じる」をどう位置づけるか。

国語教育系の実践発表を垣間見ていると、 演劇的手法が最近ホットな話題である。 ということを、国語教育関係の人とお話しして昨日で3度目だ。 ゲストティーチャーの授業と相まって、 本物の演劇に触れる機会も増えている。 ただ、気になるのは、 実際にパ…

暑中見舞いを書く。

とにかく早かった4か月だったため、 北海道から茨城県に引っ越した挨拶状も書くことができず、 結局この時期になってやっとはがきをだすことになる。 しかし、3月にさまざまな方たちの勤務校や住所がわからなくなってしまい、 出したいなと思う人の宛先が…

自分の書いたものを相対化するためにノートを一覧共有する。

大村はまの単元学習に出会ってから、 ノート指導の在り方について大きく変わった。 そもそも、ノートとは何か。 国語科重要用語事典 作者: ?木まさき,寺井正憲,中村敦雄,山元隆春 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2015/07/30 メディア: 単行本 この商…

8月の課題

1、2014年~2017年の学習記録分析。 2、大村はま1973年~1975年の学習記録分析。 3、授業課題 ・大村はま「読書生活の指導」の一単元のレポート 大村はま国語教室 第7巻 読書生活指導の実際 1 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 …

探究。

『君の名は。』を見た。 公開された時は、あまりの反響の大きさに引き寄せられるように映画館で見た。 周りの情報が多すぎて、夢中になって追い求めるようにして見た。 ストーリーの流れに乗れなかったなと思う。 ぶつ切りに、細かな部分ばかり見ていたよう…

授業って「協力」そのもの。

授業って「協力」そのものだなって思います。 学習者の協力なしに授業は成立しません。 例えば、学習者が何を知っており、何を知らないのか。 学習者の自己開示なしに、何をどう教えるべきか判断できません。 独演会で終わってしまいます。 独演会でいいんじ…

読書とは何か?なぜ必要か?仕事をしながらいかに読書する?

昨日は東京文京区の林野会館で日本読書学会に参加する。 日本読書学会 - NetCommons学会パック 愛知からの帰りだったので少し多動だなぁと内省しつつ、 修士の方たちの発表もある学会なので、ゆっくりとお話を聞けたように思う。 読書というと、子どもたちの…

授業の何を見るか。

言語技術のイメージは、「表現技法」とか「文章構成」とか、 指導事項を明確にしてそれらを授業でどのように扱っていくか、 という議論が展開されるイメージだった。 確かに、議論の中で語句の定義に触れている場面もあった。 しかし、最初のインストラクシ…

今日の学びの目的は何か。

今日は日本言語技術教育学会で愛知です。 http://www.kokuchpro.com/event/5afb8d257a3b4038d6ec8dbfa92a2e09/ 参加の目的は、行ったことないから、です。 好奇心です。はい。単純ですね。 現会長である大内善一先生の『国語科教材分析の観点と方法』を取り…

なぜ学習記録を作るのか。

1 学びが消費されて、そこから何か生産されている実感がないから。 2 学びの蓄積の実感がないから。 3 学びの総合化(体系化?統合?)が弱点だと感じるから。 4 自分で考え言語化する力をつけたいから。 5自分の学びの歴史を見える化したいから。 6紙の重さ…

協同で授業を創る効果(教材研究編)

わたしの実感として、です。 合意形成を取ろうとすると、必然的に他者の話を聞くことになる。 自分と他者との感覚の違いがわかってくる。 目的が定まっていれば、教材選択の拡散が起こる。 予期せぬ教材との出会いが生じる。 その教材をどう受け止めるか、多…

分けることのわかりやすさ。

最近、「分けること」について考える。 国語の授業で、話す、聞く、読む、書く…と分けることや、 文法の授業で、品詞を分けること、など……。 論文を見ていて、類型に隙が見えてしまうこともある。 分けることは、わかりやすくすることで、 物事の本質とは離…

中学校は、夏季休業開始。

本州はもちろん、北海道でも多くの公立学校で夏季休業を迎えている。 知り合いの先生から便りが届くのを見て、それを実感する。 大学院は必修の授業が山場を迎えていて、あと2週間は気を抜けない。 でも、先が見えてきたところで、そろそろ私も夏モードに切…

今週読んだ本

専門家の知恵―反省的実践家は行為しながら考える 作者: ドナルドショーン,Donald A. Sch¨on,佐藤学,秋田喜代美 出版社/メーカー: ゆみる出版 発売日: 2001/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 43回 この商品を含むブログ (16件) を見る なんだかずぅっ…

停滞期もルーティーンを淡々とまわす。

集中講義が終わって、 いくつかの授業は春学期の終わりを迎えている。 「ではまた秋に」という感じは新鮮だ。 日常はうまくいっていることもあるし、 どうしたものかなと思うこともある。 計画を立て直そうと思う。

協同で創る授業の問題点。

協同による授業づくりもいよいよ授業の決定に進んでいく。 ここまでくると、お互いによいことばかりも言っていられなくなる。 多少の痛みを伴いながら、合意形成をしていくほかない。 それぞれに持ち合った案がグループにとって有益とは限らない。 グループ…

絵本の読み聞かせをしよう。

教科教育論というのが約1か月の間週1回のペースである。 前回は元教科調査官の方のお話を聞く。 今回はそれぞれが各教科の魅力を伝えるための実践紹介をする回だ。 私は何を紹介しようかと思って過去の学習記録をめくったら、「小さな読書会」というのがあっ…

働き方を考えながらD.ショーン『専門家の知恵』を読む。

シリコンバレー式 よい休息 作者: アレックス・スジョン-キム・パン,野中香方子 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2017/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本にはダーウィンの1日の働き方が書いてあるらしく、「1日のうちに仕事をし…

いかに心を開いて話し合うことができるか。

集中講義2日目終了しました。 いやー、続けて何時間も話を聞いて考えたので 久々にあたまフル活動です。 今はまだやりきった高揚感がある感じ。 というわけで、まだ熱が冷めやらぬ状況ですが、 たくさんのヒットポイントがあった2日間でした。 特によかっ…

集中講義1日目の学び

1 初対面での自己開示がいかに大切か。ラポール形成をはかるとともに、丁寧に学びの目指すべき方向とライフヒストリーを語る。全員語れる環境って大切。 2 気になる子の片隅で同様に出来事は起きている。 3 教員をはるかに超えていく子(授業計画を見抜いて…