放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

点数至上主義の学習観〜「あとがき集」分析から

あとがき集とは何か 大村はま学習記録では、学期の終わりに学習記録を編集する(学習したプリント類を綴じる)。この作業の中であとがきを書く。あとがきと命名されるものの、実際の内容は学期の授業のまとめである。学習記録実践をしていなくても、ポートフ…

質的研究法を勉強する

方法知を学ぶ 昨日は定例の修士論文執筆グループによる進捗報告を行った。なんだかんだと始めて1か月。どの論文も指導の中で「自分を持つ」ことがキーワードとして挙がった。まだまだ研究の目的が抽象的でポイントの定まらない状況である。よりシャープに研…

ストイックへの憧れ~国立新美術館「安藤忠雄展:挑戦」

「挑戦」し続ける 「時を重ねるほどに感謝の思いが募る一方で、彼らもまた住みこなすことに挑戦せねばならない。」 安藤忠雄の原点として紹介された大阪の住吉の長屋に関する文章である。住吉の長屋は都市の空気を家に取り入れるかのように中庭が作られ、生…

集団において教師の役割は何か。

そうなんだ?こういうところが〇〇と似ていて、こういうところが違っているね。 〇〇はこう思ってるんだよね。他の人はどうなのかな?聞いてみよっか。 学級担任をしていて、ある先生に「交通整備すること」を教わる。 オーライオーライ!、の時もあれば、 …

無意識にしていることを言語化する。

今日は書くことの評価に関する論文を読みました。 生徒の作文をどのような内容だと判断し、 どのように評価をするのか、 そこから見える傾向は何か、 こんな論文でした。 忙しい日常では作文添削に時間をかければかけるほど自分の睡眠時間が削られます。 生…

体験しながら気づく。

昨日は大村はま昭和47年11月、単元「国語学習発表会」についての分析と考察を聞く日でした。 秋学期の木曜2限は大村はまの読書生活に関する交流の場について検討していきます。受講者がいくつかの単元を担当し、それぞれが発表する演習形式です。 「国語…

脱二元論。

大学生の時、教育史の授業で「教育って振り子ですね」といった趣旨のコメントを書いた記憶がある。 次の時間に先生が読み上げたからとても印象に残っている。 前々からプラスかマイナスかという思考のあり方に問題を感じていたし、周りの人たちの話を聞く中…

萬狂言秋公演とインプロショー

「萬狂言秋公演」in国立能楽堂 初めての国立能楽堂。初めての鑑賞。DVDで見るのとはもちろんちがい、一つ一つの動作に注視する120分だった。大学院の演習で「狂言記拾遺」を読んでいたため、ちょっとした言葉遣いに注目して聞けたのも面白かった。有難…

10月の課題

国語教育実践演習で指導案作り。 高校生で絵と詩が一緒になっている作品を読んで、絵と詩の関連を鑑賞する授業です。正解はない。一人一人の持つ見方が解釈となる。他者の意見を聞きながら作品に対する見方を広げて行く。コーデイネーターは気づきを促すこと…

自己評価を繰り返すこと。

今日も思いつき。 物事の判断基準を持つということは、ただなんとなくタスクをこなすだけの過ごし方ではなく、なんらかの観点を持って自己評価を繰り返す、ということなのか。

着想論文提出。

10月のテーマは、裁きの場に立つ(笑)。 人前に立つことを恐れない。 何がわかっていて何が不確かなのか、言語化する。 進む。 帰りに300円のお花を買って帰る。

踊れ、踊れ。

サカナクション2017 6.1ch Sound Around 幕張メッセに行く。 ギリギリの入場で、会場に着いた瞬間「新宝島」のイントロ。 ちょっとびっくりし過ぎてフリーズする。 シルエットや光線、スクリーン映像など、光を使った演出は誰が見てもいいだろうと思う。 そ…

少しだけ風が吹いてくる。

「決める」を意識し始めて、少しだけ自分の思考が整理されてきました。 思考が整理され始めると、次に何をすればいいか作業の見通しが立ってきます。 何のために、を考えることが、次の行動を促すのだなと学んだところです。 さて、並行して授業の課題もある…

リサーチクエスチョンをどこに設定するか。

現段階での着地点が見えない。 自主的に行なっている小さな検討会で、突き当たっている問題をズバリ指摘されました。 確かに「リサーチクエスチョン」の吟味に時間をかけていなかったなと振り返りが起こります。 そこで実践における疑問、困難さ、不確かさ、…

話さない努力

研究方法の本を読んだ。 とある本には、フィールドに入った感想をむやみに人に話すべきではない、ということが書かれてあった。 生徒の個人情報保護の観点からかな、と思ったがそうではなかった。 話してしまうと一度アウトプットされてしまうので書くことが…

短期目標。

少し前向きに強制力を発動させて、着想論文提出のために文章を書き溜める。 書いているうちに、これは違うなと思って頓挫することが多い。 着地点を決めてしまえばよいのだけれど、言い訳がましくいろいろさまよっているうちに時間が過ぎていく。 人に読んで…

自分との距離感。

「客観」という言葉は、いつどのようにして獲得される言葉なのでしょうか。 わたしが美術部員だった時の話です。 その日は石膏像のデッサンに取り組んでいました。 ある程度描き終わって、顧問の先生にどうですかと尋ねました。 すると先生は「自分で客観的…

他者との共有から変容を促す。

最近、授業参観をしていて「共有」がどのように位置付けられているか気になっている。 さまざまな学習記録を見るようになって、学びの共有や振り返りの共有について注目するようになった きっかけは大村はま昭和47年から同50年までの3年間の学習記録か…

書くことで足りないものを知る。

9月も残すところあと10日間になった。 教員になってから、この時期は学校祭期間で忙殺されて、 「あっという間に10月」という感覚が9月にはある。 今年は学校祭準備とは遠いところに自分がいるけれど、 正直そんなに調子よく回っている9月とは言えな…

中国に行ってきた。

いろいろなご縁があって、中国、主に上海の中学校や高等学校に行く機会を得た。 異文化との接触(という言葉ほど大きな体験ではないかもしれない)は、自分自身の生活を常にひっくり返してくれる有難い経験だ。古典教育、特に漢詩・漢文を学ぶ意義や方法を根…

「言うべきこと、言うべきではないこと」

何事も新しいことを始めるには周りの理解が必要だなと思うことがある。 作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books) 作者: Sylvia Libow Martinez,Gary Stager,阿部和広,酒匂寛 出版社/メーカー: オライリージャパン 発売日: 201…

古い。

どこかで聞いたことがある話、 使い古されたフレーズ、 何気なく言い易い流行の言葉。 丸かろうが四角かろうがとにかく 石ころを拾っては遊び、 満足してはひとりごちる日々。 でも、本当に見たいものは 誰も見たことがないような新しいもの。 形となって表…

「なぜ」という問いに対してどの程度対峙するのか。

着想論文検討会ではいつも現れる大きな問いがポイントとなった。 古典教育はなぜ必要か。 教材価値とは何か。 何を持って効果的な指導方法と言えるのか。 それぞれの問いについて多くの考えにアクセスするとともに、 今の自分たちが実感として言えることを大…

ことばとの出会いで考えが更新される。

昨日、「子どもの足跡から学ぶ」ということばをいただいて、ちょっとした言い方の違いでも、見方考え方が変わるものだなと実感している今日この頃です。

今読みたい本から自分の関心を探る。

ある先生が、授業を「美術や技術のように作業をしながら学べるものにしたい」というようなことをおっしゃっていた。その時、自分の中にも似たような授業の在り方を思い描いていたことに気が付き、腑に落ちる感じがした。 その後、今年の7月上旬くらいから詩…

現時点での評価考。

評価を知りたいというより、何が良いのかを知りたいと思ってきた。 作文一つをとってみても、 どんな書き出しが魅力的なのか? どんな題が読者に読みたいと思わせるのか? どんな表現が優れていると言えるのか? どんな文章の流れが読みやすいと言えるのか?…

もっと対等に話し合える場を、と言うけれど。

公開授業の事後検討の場に対する問題意識を持っている先生方は多いと思う。 議論が表面的な一問一答ばかりで、授業の核心をつかない。 一部の人だけの議論に終始してしまう。 肝心の学習者の姿に話が及ばない。 授業者の先生の中に思考の深まりが起こらない…

昭和47年度学習記録調査(1年生)

9時から16時まで学習記録閲覧室で学習記録を読む。 ・授業内容を書く学習記録と、振り返りを書く学習日記に分けられている。(おそらくこのあとフォーマットが変化する)。 ・1年生の初回の学習記録編集はまだ見通しが持てていない生徒が多く、ページが時…

鳴門へ。

2日間の着想論文検討会を終え、 ひと夏の思い出を作りながら、 今週は徳島空港に飛ぶ。 鳴門教育大の大村はま文庫に入るためだ。 昨日は移動日だけで、 すだちがたくさん並ぶスーパーの食材コーナーや、 渡船で移動する人々を新鮮な気持ちで見る。

書くために考え、考えるために書く。

修士論文の構想検討会1日目終了。 共通する課題は、「提案に終わらないこと」だった。 研究論文に挑戦するのだから、説得力ある論を立てたいと思う。 そのためには、自己満足の空想発表会にしたくない。 論文の先に「あなた」がいて、 「あなた」も一緒に考…