放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

教育現場にコーディネーターは必要か。

このニュース。SNS上でよく見ます。

www.asahi.com

昨日は東京都内の中学校に授業参観の実習に行きました。

 

同じタイミングで他校の大学院に進んだ方が、特別支援の講師をされていると知って驚きました。

しかし、ふと私の大学院同期でも、週に1度講師をしている人がいます。

大学院生が現場を行き来するのは当たり前の光景なのだなと思い知ります。

 

人が足りてない・・・というか、いろんな人が混ざっている。

そんな実感を抱きました。

 

授業参観中、普通に特別支援の先生が行き来しています。

そのためか、生徒は外来者の私が後ろに参観していてもあまり興味関心ないようです。

(内面はわからないけれど)。

出たり入ったりしている人がたくさんいると、生徒は慣れるのかなぁと思いました。

 

 

別な話で、先日組織開発のセミナーに参加したのですが、

これからの組織開発は

 「組織として問題を見える化して」

 「腹をくくってとことん話し合って」

 「最終的に同じ未来のビジョンを描く」

という話でした。

(ちょっと乱暴なまとめかもしれません)

 

その話を聞きながら、

今のように雇用形態や背景の異なる者同士で協働していくためには、

コーディネーターが必要だということを強く感じました。

しかも、教師業務の片手間じゃなく、

本気でコーディネーター業務を行う人です。

 

「多様化」「働き方改革」「グローバル化」・・・

今、これからの未来を語るにあたってさまざまなキーワードが出されています。

www.recruit-ms.co.jp

 

  

教育現場はその役割を誰がやるのかがあいまいだと私は思っています。

特別支援は一応コーディネーターが位置づけられているけれど、

管理職のリーダーシップでガシガシの職場もあれば、

学年主任がまとめ役をする職場もあり、

研修係に委ねられているような職場もあり、

はたまた、力があると信頼されている先生が裏で牛耳っていたりするような現場もあるでしょう。(たぶん)

学校によってありようはさまざまでいいと思うのですが、

1つの組織をつなぐ役割の人って、いるようでちゃんと定まっていない実感があります。

 

基本的に、教師ってひとりでなんでもできるって思いがちです。(自戒)

実際、目の前にいる生徒や保護者を前にして、いろいろなことが起こりますから

いろいろな仕事をやらなきゃいけないのも事実なのですが、

多忙多忙多忙・・・と言っているよりは、

さまざまな人の役割分担を明確にして

全体を見られる人がいると、もっと働きやすくなるのかなと思いました。

 

ただでさえ、人事異動で入れ替わりの多い教育現場なので、

新しい人が入ってきても安定した職場環境を整えることは必要だと思います。

 

そんなわけで、今日は組織としてのコーディネーターの必要性を語ってみました。

 

専門でもなんでもないのですがね(苦笑)ご批判ください。