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放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

自分の本心と反対の行動を取ること。

5月に入って、寝不足だった
 
3日から4日にかけては、ほとんど寝て過ごした。
昨日、ソフトボール大会のためにバッティングセンターに行く、という
大学院同期のおもしろい企画に参加することで、
やっとのこと自分の身体を外に向けることができた。
それ以外の起きている時間は、ご飯を食べているか、源氏物語を読んでいるだけの生活だった。
 
源氏物語は授業の課題である。
私は高校卒業後、国際文化課程に進んだが、
そこでの一番の興味は「古典を通して異文化理解を深めたい」だった。
外よりも内を見る指向が強かったと思う。
 
源氏物語瀬戸内寂聴訳)は再読してみるとなかなかおもしろいもので、
30歳の自分になって改めて登場人物の心情を考えると、
10代の時の読みとの違いに驚かされる。
 
特に興味深いのは、葵の上の心情と相反する行動だ。
葵の上は10代のころはあまりよくわからなかった。
でも、今は少しわかるような気がする。
思っていることと行動が必ずしも一致しているとは限らないことを少なからず見てきたからだ。
 
「言っていることと、していることが違うじゃんか」と思う瞬間はある。
自己防衛のために自分の想いとは反対の行動を取ってしまう、ということなのだろうか。
他人の行動だけではなく、自分自身の行動にも気づかされることがある。
 
また、立場やプライドが言動を規定してしまうこともある。
そこから少しでも自由にありたいと思いつつ、
立場上、そんなことは言えない、というのはよくあるものだ。
 
思っていてもここでは言わない。
良くも悪くも、日本のコミュニケーションのあり方まで考えてしまう。

 

源氏物語 巻一 (講談社文庫)

源氏物語 巻一 (講談社文庫)