放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

信じて疑わないことは、「変わらない」を選択する。

8月8日に山本純人先生と筑波大学でお話をする。

現職の先生や修士学生が来てくださり、

偶然の偶然で北海道の中納先生も参加し、

6人だけど、濃密な研究会となった。

 

今回の目的の一つは出会いの場とすることだった。

これはもう、大成功。懇親会まで行くことになる。

 

もう一つは今の学校について語ってもらうことだ。

おもしろかったのは「変わっていない」という話で、

やはり、前年度踏襲の文化は大きいなと感じた。

 

どこに仕事の重点を置いているかなんだと思う。

授業を持って、学級も持って、学校全体の仕事も持っている。

仕事として分けて考えがちだから、全体を細切れに仕事をして、

結局どこかは前年度踏襲にならざるをえない。

自分が担当する学級や授業は自分のこととして密接に生徒との関わりが大きい分、

力の入れようがある。

しかし、学校全体に関わる仕事となると、

ちょっと教師が持つ意識は異なってくるのかなと思う。

変化に耐えるエネルギーも関わってくる人が増える分だけ大きくなる。

 

建前としては、「全体のため」の仕事が最優先されるのだけれど、

「信じて疑わない」文化が良くも悪くも保守的な運営を促進するのかな、

と、話を聞きながらそう思った。