放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

「研究個室」という〈自由〉が保障された環境で過ごす。

 

この学校は広い学校で生徒の数ほど個室があるのです。学校へ行くのにそこに個室がないというのはおかしいではないかと思うのです。勉強室、その人だけの勉強の部屋もないところが、どうして学びの場であるでしょうか。教室は教室であって個人のものではありませんから。

大村はま大村はま国語教室の実際 下』・2005.6.2・溪水社)

 

今日から筑波大学附属図書館は金曜日まで休館です。

夏季休業に入ってからこれまで、

図書館内の研究個室で本を読む生活が気に入っていました。

一旦お休み、ということです。

 

研究個室で本を読みながら、上記の話を思い出していました。

大村はまが講演中に「夢と思って聞いていてください。」と言いながら、

今の学校にはない理想の学習環境を語る場面です。

研究個室は自分の研究したいことに集中できる場です。

つまり、学校の中で個人の〈自由〉が保障されている場です。

 

子どもたちが個室を持って、自分の好きな本棚をつくり出した時、

どんな学びが創りだされるのでしょうか…

 

わたしも夢を見ています。