修士論文の構想検討会1日目終了。
共通する課題は、「提案に終わらないこと」だった。
研究論文に挑戦するのだから、説得力ある論を立てたいと思う。
そのためには、自己満足の空想発表会にしたくない。
論文の先に「あなた」がいて、
「あなた」も一緒に考え入るような、
そんな修士論文にしたい。
幸いにして、わたしたちには一緒に検討するチームがあって、
自分ひとりよがりな考えに留まってはいられない厳しさもある。
その先の発見を楽しみにしている自分がいる。
そう簡単でもなく、美しくもなく、
嘆いたり、弱音を吐いたり、愚痴ったりもする。
そうやってもがきながら、
どんなに時間を注いだって見えないものは見えないのだけれど、
それでも何かを創り出そうと、
誰かを唸らせようと、
小さな火を燃やしながら、
毎日を論文と共に過ごす生活は
私にとって何よりも尊いもののような気がする。