放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

萬狂言秋公演とインプロショー

 初めての国立能楽堂。初めての鑑賞。DVDで見るのとはもちろんちがい、一つ一つの動作に注視する120分だった。大学院の演習で「狂言記拾遺」を読んでいたため、ちょっとした言葉遣いに注目して聞けたのも面白かった。有難いことに、先生が公演分の台本を事前に用意してくださり、台本を読みながら「ああここはこんな風に読むのか」などと発見しながら見ることができた。

 それにしても、学生料金で見られるってすばらしい。こうやって気軽に伝統芸能に触れられることって大事だよな、と思う。日本の笑いの文化や日本語が、どのようにして形作られていったのかを知ることができるのだから。

  • IMPROLL"show-wa"NIGHT in荻窪

 総武線をさらに西へ、荻窪。思ったよりも狂言の時間が長かったので最初から見ることはできず。しかも、つくば駅のバスの時間を考えると第一部のみしか見られないことが判明。初めてのインプロショーだったにも関わらず、1本しか見られなかった。

 入ると、即興音楽タイムだった。「枯葉」をテーマにしたメロディが素敵。後半は15分2本立てのインプロショー。お客さんとの関わり方、演者のそれぞれの立ち位置、場の展開のスイッチ、音楽との融合など、新しい発見があってこれもまた面白かった。場に身を委ねる感じが好きだと感じた。