放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

自分のことをすべて書ける人などいないのだけれど。

自分が何をしたいのか具体的に言語化できない。

今の私の置かれている状況は、この1文に尽きる。

 

今日は授業の合間を縫って久々に論文についての発表をする。

授業の発表順や共同研究の研究授業準備を考えると、少し無理なスケジュールを組んでしまった反省点はある。予定通りに進められなかった感は残ったが、自分では抜け落ちてしまう部分を拾ってくれる他者がいるのはありがたいなとも思う。大学という所属があって成り立つ場だと知る。

 

今回は大学院生活4分の2をスタートさせるにあたって重要な場だった。

今日を迎えるまでに問いを立てきれなくて、研究としての記述はできていない。

先行研究との位置付けもすっ飛ばして、自分の言葉であったことを少しだけでも書こうと、そう吹っ切って書いた。

その上で、やはり実践は無からは生まれなくて、必ず誰かの実践の上に自分がいることや、学習者の姿があって選択が生まれていることを感じた。

そんなの当たり前じゃないかと自分でも思うけれど、書いてみて、人前で話してみて、それでぐちゃぐちゃしていたものがやっと見えるようになる、わからないものや見えないものは書けない、そんな実感があった。

 

聞いてくださる方には丁寧に説明できなくて申し訳なくも思い、やはりその辺が私の弱点だなとも思う。戦略的に進めることもできず、これはひたすら細かい作業を積み重ねることでしか埋められない。

それが自分の研究のあり方であり、楽しんで楽しんで書き続けることが一番大切なことだと思い知る。

 

学習記録の記述も、自分のことばで書き続けようとする意味で、同じだなと知る。