放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

認識と記述

今日勉強になったことは、人の認知能力は優れているということだ。人は大事なことのみ聞き取ったり、記憶したりする。

 

発話の文字起こしをしていると、その場にいたはずなのに初めて知ることがある。改めて、こんな発言をしていたのかときづかされることがある。自分はすべてを認知しているわけではなく、なんとなく印象のみが残されていると知る。印象はやはり、印象に過ぎない。

 

授業の記録も同じで、自分では思うようにいかなかったつもりでも、あとで記録を振り返るとそうでもなかったりする。逆もある。それに、多様な学習者が加われば、自分が受け止められることなんてほんと一握りだよな、と思う。

こうやって、授業全体で起こっていることについて自分の認識できうる限り記述していくこと、そしてその経験の蓄積によって認識が広がっていくこと、それが私のやっていきたいことなのかもしれない。