放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

共同分析で必要なこと

共同研究の実践で表出したデータを2人で分析している。「2人」という人数がポイントだ。

分析の観点や記述の仕方を打ち合わせて作業を始めても、どうしても読み方に差異が出てしまう。分析結果の読み手を意識すると、どちらかの記述に統一するか考えねばならない。しかし分析者が2人であると、どちらかのパワーバランスに話し合いの結果が左右されたり、重要なポイントを見落としてしまったりする。合意形成における人数は重要だ。

また、できるだけ丁寧に自分の作業過程を言語化する根気強さも必要である。一つ一つなぜその方法を選択し、なぜその記述をしたかを説明する。実践の時は「えいやっ」とある程度勢いで進められた。分析の場面では違う能力が試されるのだ。データに忠実であること、記述を統一すること……論述に必要なことをたくさん学んでいるような気がする。

 

今日はワークシート分析で1日の大半が終了。授業記録をまとめる作業は進まず。

今年度の修士論文提出締切まであと3日。夕方になって1時間程度、過去の論文を整理する。