放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

目次づくりと役割演技音読

学習記録目次づくりの予告

学年末テストが終わり,残すところ10数時間の授業時数を残して,学習記録づくりの終末にとりかかる。

最後の作業は,これまでの学習記録を束ね,目次をつくる。

今年度は学期末に目次づくりをせず,資料を束ねるだけの作業で終わらせてきた。

そこで,1年間の授業をふりかえりを兼ねて目次を作成する。

 

作業中に意識したいことは3つ。

・1年間の授業を思い出すこと。

・未来の自分に残したい言葉を探すこと。

・学習記録のあとがきにどんなことを書こうか考えること。

 

目次づくりは楽しい人には楽しいし,楽しくない人には楽しくない作業だ。

だけど,日々の膨大な記録を1枚に凝集することの価値も学んでほしいと願っている。

 

役割演技音読—『エルサルバドルの少女ヘスース』

学習記録づくりと並行して,教科書の残された教材の授業も進む。

今日はフォトジャーナリスト長倉洋海さんのノンフィクションを読む。

印象的な少女の写真とことばを読んでいく。

 

どうしたら学習者参加型の音読になるかなと思い,今日は本文中の少女ヘスースとその夫のフランシスコのセリフを読んでもらう。

最初,自分のなりたい方を選んで・・・と思ったが,ヘスースのセリフ量が圧倒的に多く,途中で「これはだれも選ばない」と気づく。

そこで,ペアでどちらかを選ぶようにし,クラスで半数ずつの役割を決めてみんなで読んだ。

ペアにした方が,隣の人がどんな風に読むのかを聞くことができるので,楽しく読むことができそうだ。

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 ヘスースの言葉も,フランシスコの言葉も,それぞれに何度か音読してもらって,何か感じるところがあるといいなと思う。