放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学会・研究会

8月13日(日)北海道新聞を読む。

8月13日(日)の北海道新聞を読む。 放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査 原発処理水の放出計画,それに伴うホタテ価格の影響 戦場体験者との対談 無名の人たちの個人の戦争体験,証言をいかに残すか 苫小牧・厚真等に見られる「トーチカ」 他にも…

国語研究会夏の勉強会に参加する。

渡島国語研究会夏季学習会 7月28日午後,地域の国語研究会の夏季学習会に参加する。春の学習会からの継続参加ということもあり,少しずつ研究概要や実践内容が見えてきて研究会の一員としての参加意欲が湧いてきた。 基調講演が1つと提案が3つ。それぞれの…

複数テキストを用いた国語科授業の勉強

大学院の演習で,共通テスト問題を読んで,自分で作成してみる課題に取り組んだことがあった。いろいろ授業観について考えさせられた記憶がある。 keynote.hatenablog.jp 学力調査の変遷を見ていくと,複数の文章を読んで考える問題が当たり前になっている。…

電通育英会リーダー育成塾カンファレンス2022感想

https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/leaderconf/ 1.紙かデジタルかという問いからの脱却 子どもたちの発達段階における学び方はひとまずおいといて、少なからず自分は、手で書くことと、こうして打つこととの両方を駆使して学びつづけている…

9・10月の学校のふりかえりー作文発表会から文化祭,軽井沢訪問まで

10月に入って,イベントが目白押しで,感情の起伏が大きい2週間程度を過ごす。 ただ,楽しみなことの移動中は,色々なことを思い出したり思考したりすることができる。もうちょっと自分の過去の記録を読み直してもいいかもしれないなあと思う。それから,一…

『なってみる学び―演劇的手法で変わる授業と学校』刊行記念ウェビナーVol.2 感想

11月15日,日曜日の午後にウェビナーで以下の著書に関するお話を聞きました。 『なってみる学び―演劇的手法で変わる授業と学校』刊行記念ウェビナーVol.2 演劇人と語り尽くす! 授業と学校を変える演劇の力とは! なってみる学び ―演劇的手法で変わる授業と…

全国大学国語教育学会「公開講座2詩の書き方は教えられるか」感想

公開講座Ⅱ「詩の書き方は教えられるか 第1回 詩創作指導の実践とその歴史から」(午後3時〜午後5時40分) 1)詩創作の現場で起こる問題点とは何か? 今日の話題で印象に残ったこと 教師の権力と詩創作の問題 子どもたちはこの詩で満足して作ったけれど,…

10月14日(体育の日)にファシグラセミナーを開催します。

現場に復帰してはっきりとしてきた問いは, 教師が実践とどう向き合うのかということです。 さまざまな方法がある中で何をどのように選択するのか。 学習者とどのように価値の共有をするのか。 自分が所属する学校の中でどのように運営していくのか。 実践す…

獲得型教育研究会夏のセミナー2019

昨年に引き続き,獲得研の夏のセミナーに参加しました。 keynote.hatenablog.jp 3回目?4回目? だんだんと過去の記憶があいまいになってきました。笑 学習者の「もっと書いていいですか」 オープニングは定番「あっちこっち」,渡辺淳先生の基調提案,そし…

自分の経験だけで語れない。

初任者研修でお話を聞いて、助言、という仕事をしてきた。10人ほどのグループの中で話したことは5つ。 1.やれることとやれないことがある。 2.職員室の真ん中で困っていると叫ぶ。 3.足を引っ張り合わない。 4.サブカルを学ぶ。 5.登山ルートが違う。それぞ…

歴史がおもしろいという感覚は,10代では実感できなかった。

夏休み研修4日目。市内サマーセミナー。内容はフィールドワーク。 一人では行けないような場所をめぐる。開拓の歴史とか,意外と知らないのだよな。 歴史を知ることで今のいろいろな生活が説き明かされる。 今の生活につながっているのだと思うと,歴史を知…

「なくなればいいんだ」と放り投げてしまわないように

中堅教諭研修3日目。研修テーマは,生徒指導,危機管理,部活動。 部活動は今年度初の試みだそうで,少々放談気味になる。 3日間通して議論し続けると,たくさんの教育をめぐる課題や行き詰まりに焦点をあててしまいそうになる。 もう壊す「しか」ないのでは…

どうして学ぶ必要があるのか、ストーリーがある。

中堅教諭等研修2日目。前半が学校組織運営の話,後半が授業改善(各教科,道徳)の話。どちらも講義,協議,まとめ,現場に戻ってからの実践を決めるところまで。 2日目は協議の合間に「学びたい」という言葉をいくつかキャッチして,学ぶ場のあり方を考える…

時間や出来事を共有する。

中堅教諭等研修1日目。プログラムは,北海道の教育の現状(学力,体力,コミュニティースクール,小中一貫教育),学校組織マネジメント(SWOT分析,校内研修)。 学び手への信頼 学び方は,4人グループによる実態交流形式で,全体共有もほぼなし。教員が集…

石川晋in 札幌カフェ2019年度連続10回講座 その1「腕を上げたい学級通信」

石川晋さん含め,参加者10名。これならなんとか顔を見ながら安心して話が聴けるんだな。学級通信にしても,合唱指導にしても,「だれに届けるか」を大切にする石川晋さんらしい会だった。 新版 学級通信を出しつづけるための10のコツと50のネタ 作者: 石川晋…

即興実験学校に参加する。2

桃色に色づいた木々を横切り、ベッカライのプレッツェルを食べながら東京へ。 ベッカライ ブロートツァイト〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-10-20 029-859-3737地図や店舗情報を見るPowered by ぐるなび[{"@context":"http://schema.org","@id":"https://r…

学会発表が終わる。

当日の朝,リハーサルしてみたらやっぱり自分でもこれじゃあ伝わらないなって思うことがたくさんあった。わからないものがなんなのかもよくわからなかった。口述試験でも言われた通り,私の書いたものは自己理解に留まっていて、研究としての問いのレベルア…

中間発表に向けて

修士論文の中間発表会まであと1か月になる。 研究を深めることに意識が向いていて、研究の全体像が見えなくなっている気がして、これまでのレポートを集めて見直してみる。目の前の問いに対して調べる作業は好きだけれど、構成を立てることは本当に苦手だ。 …

獲得型教育研究会夏のセミナー2018.08.07

獲得型研究会の夏のセミナーに参加してきました。 www.kakutokuken.jp 私が参加したのはワークショップ2つ。 チェックインの基調提案とチェックアウトのティー・パーティーはごめんなさいして、真ん中のワークショップだけ集中して参加しました。 普通教室…

日本国語教育学会2018.8.4~8.5

1日目は文京シビックセンター。小学校、中学校それぞれの授業を見て考える。特に二つの授業の指導過程の違いに目を向ける。個人的におもしろかったのは、授業者の先生がどのようにして生徒の学習過程を見取り、どのような行為によって「自分の受け持ちの生徒…

実践と研究の折り合い

実践者が集まる勉強会に二日間参加する。 ほとんど私語をすることなく聞き合う場だった。言葉を借りて言えば、本気に学びたいと思う時に、学べる場があることはしあわせなことだなと思う。 個人的には、実践から少し離れて、美しいことばで語りがちになって…

信じて疑わないことは、「変わらない」を選択する。

8月8日に山本純人先生と筑波大学でお話をする。 現職の先生や修士学生が来てくださり、 偶然の偶然で北海道の中納先生も参加し、 6人だけど、濃密な研究会となった。 今回の目的の一つは出会いの場とすることだった。 これはもう、大成功。懇親会まで行く…

国語教育全国大会とミスチル。

国語教育全国大会が終わりました。 初めての参加にも関わらず、 ご縁があって役割をいただいたり、 授業の方にも少しだけ関わらせていただきました。 授業者の先生のためになったとは言えませんが、 私自身は演劇的手法を用いた学習過程について いくつか考…

読書とは何か?なぜ必要か?仕事をしながらいかに読書する?

昨日は東京文京区の林野会館で日本読書学会に参加する。 日本読書学会 - NetCommons学会パック 愛知からの帰りだったので少し多動だなぁと内省しつつ、 修士の方たちの発表もある学会なので、ゆっくりとお話を聞けたように思う。 読書というと、子どもたちの…

授業の何を見るか。

言語技術のイメージは、「表現技法」とか「文章構成」とか、 指導事項を明確にしてそれらを授業でどのように扱っていくか、 という議論が展開されるイメージだった。 確かに、議論の中で語句の定義に触れている場面もあった。 しかし、最初のインストラクシ…

今日の学びの目的は何か。

今日は日本言語技術教育学会で愛知です。 http://www.kokuchpro.com/event/5afb8d257a3b4038d6ec8dbfa92a2e09/ 参加の目的は、行ったことないから、です。 好奇心です。はい。単純ですね。 現会長である大内善一先生の『国語科教材分析の観点と方法』を取り…

体験を通して促される自己認識。

即興型学習会合宿ワークショップin大阪、2日間楽しんできました。 特に、プログラム開発を通して「グループ分け」について 運営側と参加者が徹底的に考えた2日間だったと思います。 この回の狙いは、それぞれの現場におけるプログラム開発でした。 そのた…

気づきメモ

即興型学習研究会合宿ワークショップに参加しています。 1日目にあったことを忘れないうちに書き留めておこうと思います。 ・それぞれの読みを動作化することで、違いを共有したり、「こんなふうにも読めるんじゃないか」と新たな思考を促したりすることが…

道徳の授業を考えると社会的背景に目を向けることになる。

第20回日本教育方法学会の研究集会は「道徳」がテーマであった。 武庫川女子大の松下良平先生の理論的枠組みの説明と、 浦安の小学校で勤務されている塩崎義明先生の実践紹介だった。 原理については、社会的背景の諸問題を丁寧に読み解いていく必要がある…

自分の、自分による、自分ための評価

今日は気持ちのよい青空だった。 昨日の研究会で有難いことに一冊の本をいただいた。しかも筆者から直々に。 「これで荷物が軽くなったわ」なんて、いつか言ってみたいことばだ。 図書館のスタバでその本を読み、ほっこりした気持ちになった。 文章に触り心…