放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2019振り返り

エンドロールの途中で砂嵐になる。—2月の振り返り

逃げる2月なんて言っている暇もなく,2月は消え去った。 個人的には人生初のインフルエンザを経験し,中旬以降体調的にずうっと不安定だった。 外出することもできず,世の中も落ち着かない日々。 家にこもることも多く,過剰に不安要素を数え上げるような日…

エンドロールみたいな授業―1月の振り返り

冬休み明け,北海道の1月は短い。 あまり雪もなく,雪道の苦手な私にとっては比較的過ごしやすい冬である。 学校ではインフルエンザの流行が話題となっているが,なんとなく自分には関係のないような気がして過ごす。 今週に入って最近お決まりとなっている…

最後の発表会とビブリオバトルー12月の授業

単元 状況を生きるー『故郷』の作文発表会 ヤンおばさんの生き方,私とルントウの生き方について2時間パネルディスカッションをし,その話し合いから印象に残った発言と理由,そしてこれからの社会をどう生きていきたいかを綴った文集を読む。一人一人と作文…

「もともと故郷はこんなふうなのだ」―11月の振り返りと12月の単元

聞き出さないとわからない 11月は,自分が担当する総合的な学習の時間の山場を迎える月だった。 自分の無責任な立ち回りのせいで,学習者におもしろくない時間を過ごさせる経験をした。申し訳ないが,今年度の大きい学びだった。 教科の授業のように,自分が…

そして,11月だ―10月の振り返り

10月は校内の研究授業があり,久々に感じた興奮をどう解釈するのか考える1か月だった。また半年ぶりに定点観測の教室を訪問し,変わってしまった自分の感覚に気づかされたりもした。断片的にしか書くエネルギーがないので箇条書きで残しておく。 ・竹田青嗣…

ちょっとチャレンジしてみようかな。ー9月の振り返り

9月もあっという間に過ぎ去った。 定期テストや学力テスト(業者テスト)の採点・評価業務,文化祭準備による多忙感の中毎日を過ごす。 加えて,来月の校内研修研究授業に向けた授業づくりを考える時間も多くあった。 今は「書評」と取っ組み合っている。市…

夏の終わりにー8月の振り返り

お盆が明けると北海道ではあっという間に学校が始まる。夏休みは短い。夏休み中に学習記録を読み直して,一人一人の学習状況を把握したいと願ったが,思うような時間は取れなかった。これが現実。 夏休みが明けるとすぐにテスト前,授業はテストを意識した進…

授業感想文から再出発―7月の振り返り

テスト後は,3カ月の授業の振り返るための学習記録づくりと,説明文「月の起源を探る」を使った説明文を書く単元だった。 学習記録づくり 本来であれば学習記録の完成モデルを示したり,目次をつくったりする時間を設定するのだけれど,今回は目次も作成せず…

隣に立って見つめる。―6月の振り返り

評価の現実と向き合い続ける6月。 評価・・・というか,評定。「絶対評価」の意味を考える。テストの公平性も考える。 20数時間の授業の中で,生徒の姿をどれだけ描き出せるというのだろう,と思う。 評価は大きく3つの役割がある。 一つは学習者自身が自分…

「文学がまたとない教材になり得る」―5月の振り返り

5月連休明けの学校は,運動会に向けた学級・学年としての取り組みがメインとなる。朝練,外での学年練習,総練習と,非日常の1週間が続いた。 そんな中で,国語科授業は粛々とルーティーンの漢字テストが始まる。定期テストに向けてテスト範囲も意識するよう…

過刺激にならないこと―4月の振り返り

2年ぶりの国語の授業がスタートして1か月。 と言っても,標準学力検査や全国学テ,修学旅行があったりして,実際の授業は5~6時間程度だった。授業開き・オリエンテーションからはじまり,「春に」の単元を4つのコース別活動で展開して連休に突入した。 最…