放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

「いろいろな見方があっておもしろかった」の先は…?

今年に入ってからずっとしていることは、毎時間の学習記録をエクセルの表に打ち込んで、記述量と記述内容を見て分析をするという作業です。

 

最近よくわかるようになったのは、

  • 文章を打ち込む作業をしている中で学習者一人一人の様子が立ち現れるようになってくること
  • 学ぶことが教師からの伝達ではなく、学習者同士の学び合いの方が記述量が多くなること(これはまだなんとなくの段階)
  • 量が多くなっても、学習者によって書く内容には質の違いがあること(この辺は分類をくり返してコード化の作業中)

です。

一方で、とても気になるのは学習者同士の学びの記述が「いろいろな見方があっておもしろかった」という価値内容で止められているということです。いろいろな見方が同列に並べられていて、学びとして回収できていないのではないかと思われます。

学びとしての深まりはその先にあると思うので、その先の問いに目をむけて言語化できることが大切だなと思います。そのために、まずは思考を促すことばを知るところから始められたらいいなと思います。

 

「わかった」「おもしろかった」で終わらない授業をつくりたいな。