放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

問い立てと論文

引き続き、修士論文執筆中である。

今日の気づきは、今書いている章がこれまでの論文と違って書きやすいことだ。

その理由はどこにあるかというと、問いのクリアさにあるのだと思う。

 

私が今、論文を書いている時の思考の流れはこんな感じだ。

①どのような問いを切り取るか?

②その問いについてどのような方法を取るか?

※学習記録分析は基本的に書かれたものの解釈作業なので、どのような観点で分析するかを考えることがほとんど。

③その結果どのようなことがわかるか?

④ ①の問いに対してどのような結論を言えるか?

 

これまで書いていて、特に思考がまとまらない時の原因は、①の問いの設定が曖昧な時だ。これは、具体的に問いを言語化してみるとよくわかることで、結局書いていて、その問いとズレた内容になっていくと論理として成り立たなくなっている。小さな問いが、さまざまなレベルで一つのまとまりに混在している状況もあり、結局何が言いたいのか伝わらない文章になっていく。

 

そんな状況から私が学んでいることは5つある。

 1.ごちゃごちゃになったら問いを検討し直すこと。

2.問いをいくつかのレベルで小さく分けてみること。

3.分けた中で言えることを書いてみること。

4.常に問いから離れないように文章の頭に明記すること。

5.結論部分を書く時には問いをくり返すこと。

 

思考に甘さが出てしまう自分には、このくらい愚直に書くトレーニングが必要なんだろうなと思う。