放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

スタンダードってなんなのだろう。

どうも締切間際の過ごし方が苦手です。

論文はすでに9割書き終わっていて,修正を残してすでに山場を越えました。あとは,はじまりとおわりを整えるだけなのですが,ここが一番難しかったりします。

真ん中の部分は,まぁ,書きたいように書けるんです。でも,最初と最後っていうのは,はっきりいってそこしか読まない人もいるわけです。だからちょっと緊張します。読む人のことを浮かべると書けないこととかもあり,慎重になることも多いなと思います。

そんな感じで停滞傾向を見せると,一気に書くスピードが下がります。また,これまでの勢いが輪をかけて自分に変な余裕をもたらしています。これは私の締切仕事前のあるあるです。

それとともに,スタンダードってなんなのだろうなって疑問もめきめきと沸いてきます。論文の形式枠に収めるように書くことを学びながら,わかりやすく書こうとすればするほど,あれこれ浮かんでいたものは手放さなければならない瞬間に出会います。

そぎ落としてアスファルトの道路を作ってみたものの,見渡してみるとどこも同じ道ばかりなどこかの都市のようです。車は走りやすいのかもしれないけれど,ここはどこなんだろうと一瞬自分の居場所を見失うような,そもそも自分なんてものがなくなってしまったかのような感覚になります。適応するのは簡単だけど,そこには置き換えられた価値観が植えられていく。

なんて,そんなこと言っても書かねばなりません,が。