放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

「読みたい」を引き出す書評を書こう。

明日から始まる単元を前に,国語科通信を書いた。

 

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読書は新しい世界をひらく扉だ。

本は私たちを一歩先へといざなってくれる。

 

今のあなたの読書をもっと充実させたいとき,”書評”がきっと役に立つはずだ。

書評にはあなたがまだ読んだことのない作品の情報が書かれている。

また,書き手の読み方や価値判断も記される。

書評は,作品を多角的につかむことにつながるだろう。

まずは一度チャレンジしてみてほしい。

 

今回はクラスを2つに分けて書評を書く。

プロの書評家・豊崎由美さんの手順を参考にし,クラスのあの人の「読みたい」を引き出す書評にチャレンジしよう。

 

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参考資料は二つ。

 

豊崎由美さんによる「書評活用術」が掲載されたムック本を読む。書評の書き方の手順も分かりやすくまとめられていたので通信でも紹介することにした。

そこから豊崎由美さんの『ニッポンの書評』へ。

とにかく書評について知らなければならないと思っていたので,たくさんの書評例があるこの本は参考になった。批評と書評の違いや,書評にあらすじを書くことの是非が書かれていて細かく書評について知ることができる。大澤聡との対談も面白い。書評の意義を考えさせられる。

ニッポンの書評 (光文社新書)

ニッポンの書評 (光文社新書)

 

 

書評を書くための課題となる教材を探していた時には,このブックガイドが役に立った。

人生を狂わす名著50(ライツ社)

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