例年の夏休みは25日間。今年は12日間。
8月上旬は午前授業であったことが救いで,毎日暑さと闘いながら過ごす。
夏休みに入ってからは,とことん仕事とは離れて非日常に費やした。
念願の富良野岳登山もでき,演劇も一本見るとこができた。
久しぶりに函館山にも登り,誕生日休暇も取得することができた。
制限の多い中で,自分の願いを手放すことなく過ごすことが,今年の夏には必要だったのかもしれない。
夏休み後は定期テストまでの日数もなく,テストのための授業をする2週間は少ししんどい。成績業務がひと段落したら,ちゃんと思考のある授業を作り上げたいと,テスト監督をしながら思う。
そういえば,夏休み前に授業評価作文を書いてもらった。
その中で,最もありがたいと思った生徒の言葉は「先生が笑っていると嬉しい」だった。
ただでさえマスクで表情が見えづらい中,自然と笑える教室は温かい。
周りに刺々しさを出すこともなく,自分勝手な言葉で誰かの心を冷やすこともなく,気分よく仕事ができることが,今,何よりも大切と思う。