放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

群像の中で描かれていく私たち。

最初に断っておくと,これから書くことは断片的なメモのようなものであって,私個人の中で一つ一つの作品がどう繋がっているのかを勝手に繋げたものに過ぎない。一方的なまとめ方だと思うので,繊細に一つ一つの作品を大切に思う人,これから小説や映画を見…

札幌西線を歩く。

”街ブラ”という発見の方法 NHKの番組「ブラタモリ」に詳しいわけではないが,街をぶらぶら歩くことで街の何かを発見する行為は,TV番組の一つのパッケージになっている。そこでは,ただ単に興味深いお店の紹介や街の人々にスポットを当てるだけではなく,街…

『学級経営の教科書』を読み始める

学び直しを恐れずに進む 職場環境が変わって半年,考えさせられることが多くなった。今まで当たり前だと思ってきた慣行がそうではなかったり,見通しもなく急に提案される初見の学校行事だったり,即時その場で対応して何とか乗り切っている(失敗している)…

8月13日(日)北海道新聞を読む。

8月13日(日)の北海道新聞を読む。 放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査 原発処理水の放出計画,それに伴うホタテ価格の影響 戦場体験者との対談 無名の人たちの個人の戦争体験,証言をいかに残すか 苫小牧・厚真等に見られる「トーチカ」 他にも…

国語研究会夏の勉強会に参加する。

渡島国語研究会夏季学習会 7月28日午後,地域の国語研究会の夏季学習会に参加する。春の学習会からの継続参加ということもあり,少しずつ研究概要や実践内容が見えてきて研究会の一員としての参加意欲が湧いてきた。 基調講演が1つと提案が3つ。それぞれの…

書くこととどう向き合うか。

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) 作者:ポール.J・シルヴィア 講談社サイエンティフィク Amazon 「時間がない」を理由に書くことを諦めつつあったので,この本に励ましてもらおうと再読する。今回は後ろから読んだ…

複数テキストを用いた国語科授業の勉強

大学院の演習で,共通テスト問題を読んで,自分で作成してみる課題に取り組んだことがあった。いろいろ授業観について考えさせられた記憶がある。 keynote.hatenablog.jp 学力調査の変遷を見ていくと,複数の文章を読んで考える問題が当たり前になっている。…

大学院修了後の自分の現在地。

論文を書くことは生き方を考える問題だった。 2020年,新型コロナウイルスの影響で学校が休校になっていく前後,私は大学院を修了したばかりだったので,現場に戻ったらたくさんの実践をして,論文をいっぱい書くのだ!と思っていました。査読論文の投稿にも…

書くことをルーティン化できるか

書きました 「個別最適な学びと協働的な学び」を考える 授業づくりネットワークNo.45 学事出版 Amazon 正直,テーマと正対して書けたとは言えないのですし,もっと汎用的な実践にブラッシュアップする必要があるなあと痛感しましたが,学習記録実践の一部分…

レビュー本を書きたい。

GWに個別最適な学びと協働的な学びに関する書籍を収集しました。10冊程度。 一人ひとりの可能性を信じて持ち寄って学ぶとか、一人ひとりの特性や進度を理解して学ぶとか、きれいなことほど取りこぼすものが多くて危うさを感じずにはいられません。可能性とか…

異動して知る学習記録のこと。

教育大学附属学校へ異動しました。3月25日付の北海道新聞に,中学校教職員「退職者」名簿に自分の名前があったため,各方面にご心配をおかけしてしまったのですが,割愛退職といって,形式上の退職となります。引き続き教職員であることに変わりありません。…

2022年に出版された道徳教育関連の書籍12選

私のここ数年の道徳授業は,インプロ(即興演劇)実践の場として活動型のプログラム開発にチャレンジすることが多かったです。かなり偏った授業づくりをしているため,今年はもう少し全体像を知った上で実践したいのですが,どうだろう。 とにかく,この1年…