放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

年を越す。

今年は友達とつくばで年越しです。 論文も年を越してしまいました。 クジラ汁。お正月の味。 良いお年をお迎えください。

自分の研究になる。

論文は終章へ。 これまでの分析のまとめと、そこから見えてきた振り返りを促す学習記録指導をまとめる。 課題は未来の研究につなげられるように書く。多少欲張りなのは私らしくていいことにする。 はっきりと、自分は状況や環境に流されながらわがままに作っ…

ぐるっと家をのぞいてみよう。

文章は一方向に読みがちだけど,本当は立体的なんだな。ぐるっと家をのぞいてみるように,いろんな読み方があるんだな。 絵本読み聞かせや紙芝居は最初から読む。1方向のストーリーを読む。冒頭から結末に向けて読むことが,暗黙のうちに沁みついている。い…

結局は「問い探し」なのだと。

結局は「問い探し」なのだと。 論文のまとめを書きながら,全体を貫く本当の問いはなんだったのだろうと改めて考えるに至りました。どこか自分には,アウトラインを曖昧にする癖があるみたいで,バシッと5本指でたたきつけるような問い立てができないわけで…

スタンダードってなんなのだろう。

どうも締切間際の過ごし方が苦手です。 論文はすでに9割書き終わっていて,修正を残してすでに山場を越えました。あとは,はじまりとおわりを整えるだけなのですが,ここが一番難しかったりします。 真ん中の部分は,まぁ,書きたいように書けるんです。でも…

教室にいる先生はいつだって孤独で。

研究のいいところは、他者にひらけているところだなぁと、改めて思います。 もし論文を書く機会がなければ、教室の出来事も、子どもたちが書いたものも、基本的には教師と学習者にしか共有されません。書くことによって、初めて教室外の誰かと共有することが…

あなたが元気になれる時はどんな時か?

インプロワークショップをしていて,なんだか元気になる体験があります。 自分でも想像できなかった思いもよらぬ展開に出会い,驚くと同時になんだか笑えてくることもあります。 なんてことはない出来事に心を動かしているうちに,気づいたら思考も動いてい…

論理の文章なんだ。

修士論文提出締め切りまであと1カ月になりました。進捗は相変わらず鈍速で…まだまだ突破口が見えない不安がありながらも、理想100%で最初から最後まで書けない現実を受け止めながら進みます。いや、60点も取れていない気もします…。自己評価はいつもあてに…

日常がほしい。

いつからか、イベント嫌いの自分に気づく。 お祭りは大好き、みんなでワイワイ楽しむのも好き。でも、祭りの後に冷静になってみると、なにも残らない気がして。 何かを成し遂げたいとか、新しい何かを創造したいとか、そういう大げさな目標は持ち合わせてい…

腹を立てる。

人が腹を立てるときは、それまで自分が大切にしてきた時間をないがしろにされた時だ。何を大切にしているかは人によって違うのだから、当然でしょう。 そんなくだらないことにエネルギーを使うなと、たしかに、人の意見は真っ当なのだけれど、そんなこととは…

自分の切実さに目を向けているか。

何気ない同期の院生さんとのやり取りで,自分の過去に書いた原稿を開いてみる。新採用教員を対象とした本だ。 自分なりに自分の原稿のいいなと思ったことを挙げてみると,「切実さ」かなと思う。今となっては忘れてしまったエピソードも,読むとヒリヒリする…

論文の編集作業

修士論文を書くにあたり,文章を書くことも大変なのであるが,意外と重要だなと気づくのが編集作業である。 論文は,書くのもレイアウトを考えるのも印刷するのも,自分。 でも人に読まれる限り,読みやすいようにと考える。それは語句の精査,文章の構成レ…

時間も経験も足りないな。

この1週間は修士論文第4章の執筆作業が続く。 論文自体は序章・終章併せて7章構成になっており,1~2章が先行研究,3~5章が分析パートになっている。第3章が学期末の振り返り分析,第4章が毎時間の振り返り分析,第5章が学年別の振り返り分析である。 論文…

今ここに、あなたもわたしもいない。

今日大学構内で自転車に乗っていた時、前からやってくる人がスマホを持っていた。 自転車を蛇行運転しながら目はスマホ画面にある。 人通りの少ない時間とはいえ、正面の自転車の存在にも気づかない様子。 仕方がないので、路線変更、道を譲った。 最近、こ…

授業記録と学習記録は違う。

授業の終わりに書く記録は、その日の授業がどのようなものだったのか記録されることが多いので、授業記録の意味合いが強い。 私は、学習記録を書かせている時、「授業記録」と「学習記録」の違いがよくわからなかった。毎時間の授業の記録は、そのまま学習記…

問い立てと論文

引き続き、修士論文執筆中である。 今日の気づきは、今書いている章がこれまでの論文と違って書きやすいことだ。 その理由はどこにあるかというと、問いのクリアさにあるのだと思う。 私が今、論文を書いている時の思考の流れはこんな感じだ。 ①どのような問…

数字はひとつのモチベーション

今日は8000字書く。 作文授業の振り返りで、「〇枚書いた」といった記述が目立つ。もちろん、量的な振り返りだけではなく、自分の思考過程とか内容面での検討など振り返りの視点は一つに固定せずさまざまに見方を変えてみてほしいのだけれど、自分がどの…

論文執筆過程での学び

今日も論文執筆作業の日。論理のこと、まとまらない文章構成のこと、問いのブラッシュアップのこと、難しい課題と向き合う。 午後は免許申請のための書類作り。こういうのは早く電子化してくれたら楽なのになあと思う。

非日常の空気

今日から学園祭の大学。非日常の空気が大学内いっぱいになる。喧騒を避けて大学図書館に行くもののやはり落ち着かない一日。 ありきたりな言い訳だが、自分の書こうとしていることがまとまっていないので、すっきりとした文章を書くことが難しいな、と感じる…

板書はいつまで美しいといいのか

授業におけるノートは、板書を写す指導から始まることが多く、教師の板書技術がどうあるべきかを課題とする場合が多い。この意識は特に小学校の実践に多く見られるのだけれど、中学校で授業をする私も板書を美しく書けた方がいいなという思いはある。 実際、…

お休み

学会もパスして、2日間こもって本を読んだり、メモを書いたり。 コミュニケーション目的で人に会うのはいいかなと、最近思う。 良いと言われることは、頭ではわかっていても、感情は閉じていく。 週末後半は思考疲れで、しっかりと忘却して休む。 0か100かに…

書けない日の感情を振り返る。

今日は大学院の授業内で修士論文の第1章にあたる先行研究のレビューを発表した。私にとっては、発表という締切までに「書く」ということ自体に意義があった。「なかなか全体像が見えないなぁ」「よくわからないなぁ」と思いながらも、自分でも明確に説明でき…

情報探索の知識

中間発表会で先行研究の整理が課題だとわかってから、ずっと資料探索をしている。収集しては、読んで(書きながら読まないと理解が進まないので、ひたすらアナログでメモ)、そしてまとめる(まとめはデジタル、ワードで文章化)。あとは、話すようにしてア…

思考を促すことばの提示

充実した学習記録の記述はどのように生まれるのか。 そのヒントとして、学習の手引きを読む。 大村はま国語教室 第3巻 古典に親しませる学習指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1983/01/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る…

アランフェス

東京オペラシティ。 フィリピンフィル。 3階席1000円。 アランフェス協奏曲。 モバイルを持たなくなってすっかり時代遅れの人間。 移動中に読んだ本。 伏線の女王。 かがみの孤城 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2017/05/11 メディア: …

困っている。

大村全集12巻より、学習記録の効果・効用のまとめ。それからノート指導実践のまとめ。そして大量に文献印刷。要領を得ていないが、時間を使ってとにかくやっていくしかない。「しかない」と言っている時点で、思考停止している自分に気づいている。だいぶわ…

「そもそも…」に立ち戻る。

修士論文中間発表会が終了。 発表内容としては、これまでの記述分析の結果と考察、章立ての報告だった。自分でも課題だと感じていた研究としての位置づけが十分に言語化できておらず、今一度「学習記録」の意義を問い直すことが必要だとわかった。学習方法と…

次のことを考え続ける

昨日と今日はほぼ2日間まるまる資料作成で過ごす。4月から始まった記述分析の視点は、5つの単元の授業分析の視点を得ることとなった。どの授業も反省しないことはないわけで、ジャッジを下ろさずに認識を記述していくことが最も困難なことだった。極端にネ…

小手先だけの分析になっていないか?

これまで試論として取り組んできた記述分析を、一つの枠組みに沿って可視化する作業を行っている。記述を数値化して表やグラフにすると、今まで見えなかった事実が浮き上がってくる。 しかし、このデータは仮想世界のもの。私たちは授業分析をしようとしたと…

ざっくりと1年間の学習記録を読んでみた。

引き続き、これまでの調査結果をまとめた中間発表の資料を作成した。 と同時に、新たな調査も進めていく。先週末にデータ化した抽出生徒の1年間の記録である(計画では3年間分見る予定が、資料が見つからなかったりして後回しになりつつある…)。 これまで…