放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の終わりにー8月の振り返り

お盆が明けると北海道ではあっという間に学校が始まる。夏休みは短い。夏休み中に学習記録を読み直して,一人一人の学習状況を把握したいと願ったが,思うような時間は取れなかった。これが現実。 夏休みが明けるとすぐにテスト前,授業はテストを意識した進…

知識との闘い。

田村学さんは「深い学び」について次のように述べる。 「深い学び」とは,「知識・技能」が関連付いて構造化されたり身体化されたりして高度化し,駆動する状態に向かうこと(p.64) 深い学び 作者: 田村学 出版社/メーカー: 東洋館出版社 発売日: 2018/04/2…

その瞬間その場の判断がその時の申し分ない答えなのだ。

肌寒いくらいの北海道の夜に1冊の本を読む。 つみびと (単行本) 作者: 山田詠美 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/05/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 丁寧に丁寧に,当事者の物語を紡ぐことを考える。そんなモード。 * * * …

10月14日(体育の日)にファシグラセミナーを開催します。

現場に復帰してはっきりとしてきた問いは, 教師が実践とどう向き合うのかということです。 さまざまな方法がある中で何をどのように選択するのか。 学習者とどのように価値の共有をするのか。 自分が所属する学校の中でどのように運営していくのか。 実践す…

獲得型教育研究会夏のセミナー2019

昨年に引き続き,獲得研の夏のセミナーに参加しました。 keynote.hatenablog.jp 3回目?4回目? だんだんと過去の記憶があいまいになってきました。笑 学習者の「もっと書いていいですか」 オープニングは定番「あっちこっち」,渡辺淳先生の基調提案,そし…

自分の経験だけで語れない。

初任者研修でお話を聞いて、助言、という仕事をしてきた。10人ほどのグループの中で話したことは5つ。 1.やれることとやれないことがある。 2.職員室の真ん中で困っていると叫ぶ。 3.足を引っ張り合わない。 4.サブカルを学ぶ。 5.登山ルートが違う。それぞ…

授業感想文から再出発―7月の振り返り

テスト後は,3カ月の授業の振り返るための学習記録づくりと,説明文「月の起源を探る」を使った説明文を書く単元だった。 学習記録づくり 本来であれば学習記録の完成モデルを示したり,目次をつくったりする時間を設定するのだけれど,今回は目次も作成せず…

藤倉稔さんとお話をする。

1学期の実践の振り返りや授業づくりネットワーク下川集会の振り返りも兼ねて、藤倉さんとお話をする。 www.kokuchpro.com 話していくうちに,話題は私が大学院で何を学んだのか,誰と会ってどんな話をしたかと広がっていく。 もっとさかのぼってこの10年間で…

雨竜沼湿原に行く。

研修ばかりが続くなかで,夏休みらしいチャレンジ。登山。 雨竜沼湿原は絶景と評判のスポット。 水でぬかるみの多い路。登り1時間40分。何度も滑りそうになる。座って休むとしんどくなりそうで、ゆっくり歩き続ける。 急斜面を越え、川の音と共に路もなだら…

歴史がおもしろいという感覚は,10代では実感できなかった。

夏休み研修4日目。市内サマーセミナー。内容はフィールドワーク。 一人では行けないような場所をめぐる。開拓の歴史とか,意外と知らないのだよな。 歴史を知ることで今のいろいろな生活が説き明かされる。 今の生活につながっているのだと思うと,歴史を知…

「なくなればいいんだ」と放り投げてしまわないように

中堅教諭研修3日目。研修テーマは,生徒指導,危機管理,部活動。 部活動は今年度初の試みだそうで,少々放談気味になる。 3日間通して議論し続けると,たくさんの教育をめぐる課題や行き詰まりに焦点をあててしまいそうになる。 もう壊す「しか」ないのでは…

どうして学ぶ必要があるのか、ストーリーがある。

中堅教諭等研修2日目。前半が学校組織運営の話,後半が授業改善(各教科,道徳)の話。どちらも講義,協議,まとめ,現場に戻ってからの実践を決めるところまで。 2日目は協議の合間に「学びたい」という言葉をいくつかキャッチして,学ぶ場のあり方を考える…