放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

電通育英会リーダー育成塾カンファレンス2022感想

https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/transmission/leaderconf/ 1.紙かデジタルかという問いからの脱却 子どもたちの発達段階における学び方はひとまずおいといて、少なからず自分は、手で書くことと、こうして打つこととの両方を駆使して学びつづけている…

ただ書くー11月の振り返り

作文、ではない、ただ書く実践をしたい。タブレットじゃなくて、手書きで書くことをしたい。その二点から始まった11月でした。 ここまで6-7回目の授業が終わりました。 縦書き原稿用紙を横書きで書いたり、ダダイズム的に文字のアートが始まったりして面白い…

9・10月の学校のふりかえりー作文発表会から文化祭,軽井沢訪問まで

10月に入って,イベントが目白押しで,感情の起伏が大きい2週間程度を過ごす。 ただ,楽しみなことの移動中は,色々なことを思い出したり思考したりすることができる。もうちょっと自分の過去の記録を読み直してもいいかもしれないなあと思う。それから,一…

浴びたい。

LIVEが好きだ。 リモートでは得られない、身体がぞくぞくするようなLIVEの感覚が好きだ。 人の息遣い、言葉の強さ、生きる表情、イントネーション、その全てを直接感じたいのだ。 気づいたら、自分も似たような振る舞いになってしまっているかのように。 気…

生活を言葉にして共有することの価値

文化祭を前後して,生活体験文の授業に入りました。生活体験文とは,おそらく綴り方教育の流れの上にある実践なのだと思いますが,私が勤務する地域では多くの中学校で夏休みの課題として取り組まれているものです。特別にミニレッスンをすることなく,宿題…

わかりあえない研究協議で何を見つめるか?

私が初めて公の場で研究授業をしたのは10年前のことです。当時、札幌でファシリテーションの講座に参加し、思考が拡散していくワールドカフェに夢中になりました。ワールドカフェを国語の授業でやりたくて、自分から地域の研究会の授業者に手を挙げました。…

久しぶりの合唱コンクールは何が変わったか?

私が暮らす地域では,今日,文化祭という学校が多いようです。 初任から生徒会を担当してきた私は,この季節が一番の繁忙期だと思って過ごしてきました。特に,生徒会企画でどんなオープニングセレモニーをするのかが難問でした。すぐには良い案が浮かばない…

どうしたら感情をコントロールできるのか?ー「自己調整能力」と言うけれど

最近,仕事の疲労と共に,メンタルケアが難しい局面に入ってきた。毎年何度も向き合ってきていることなので,しばらくの停滞期を過ぎれば(だいたいは春を迎える頃には)鬱々した症状からは抜け出すことができる。 症状は自己判断ではあるが,軽度なものであ…

NEWS LIVE TOUR 2022音楽 真駒内公演

お譲りチケットで2公演入らせてもらう。 1公演目はスタンド上段で演出全体が見渡せる席。制御型のウォッチ型ライトで、時おりキラキラ光ったり、魅せる演出ではライトを消して歌唱やアートな小道具演出が光る。 2公演目はアリーナ前方、小山くんのファンサ…

これからの生活を考える。

https://www.amazon.co.jp/独り居の日記【新装版】-メイ・サートン/dp/4622085585 この夏はかつて中学生だった父が泳いだ海を見た。

ここではないどこかの屋根を探している。

実家の2階の部屋からは,どの窓からも2階屋根が伸びている。 私は小学生のころ,窓から屋根に出ては空を眺めていた。 家での遊びといえば,レゴと,シルバニアファミリーと,屋根。 身軽だったあの頃は,窓から屋根に出ることも簡単で,ベランダをつたって家…

セカコイから「記録」の役割を考える。

映画「今夜,世界からこの恋が消えても」(セカコイ)を観た 今夜、世界からこの恋が消えても (メディアワークス文庫) 作者:一条 岬 KADOKAWA Amazon 映画を見ました。お恥ずかしながら,私は20年来のジャニーズオタクです。デビュー前から人気を集めている…

誰かと共有するうれしさ

映画「メタモルフォーゼの縁側」 metamor-movie.jp 原作漫画から愛読しており,芦田愛菜さんが出演すると知って,公開初日の夜に観に行きました。BLに魅了された2人の女性が,年齢を飛び越えて交流するシーンが印象的な映画です。いわゆる「オタク」文化が,…

4・5月の仕事ー良くも悪くも変化の多い季節

分掌業務が重い 悪く考えれば,なれない業務に時間を費やす時期。 良く言えば,新しい仕事を吸収することができるチャンス。 これまでの自分がいかに居心地の良い環境で仕事をしてきたのかを実感する年度当初でした。初めての仕事がまだまだ自分には多くある…

年度当初のよかったことと課題

4月に入って立場も変わり、新しい職員室は風通しが良い。所属校3-4年目からは年間の流れもわかってきて、安定して業務がことと進められるのが良い。 問題は、初の教務分掌で、何をやっても予測がつかずうまくいかない。なんとか締切に間に合うのがやっとで、…

本を読みたい

年度はじめはやる気に満ちていて,それでいて今年は日程が悪く,初日後すぐに週末なので来週は一気に仕事に追われる1週間となる。悠長なことを言っていられるのも今のうち…ということで,昨年度に読めなかった本を5冊ピックアップしておこうと思う。 パトリ…

今年も春を迎えられた

1ー2月にイベントが続き,メンタルダウンから抜き出せぬまま3月は地を這うようにして最終日を迎えた。 甲状腺機能亢進症とわかってから半年,体調は医学的には回復傾向にあり,薬の量も減った。良い兆しが見えるのは素直に嬉しい。実感的には,不安定な日…

出せない手紙

花束を持っている人を見かけると おめでとうございますと言いたくなる 涙を流しているひとを見かけると きっと次は大丈夫ですと言いたくなる でもどうして泣いているのかわからないのに わたしに何が言えるのだろうか 伝えたいことばはあるし ことばを綴るペ…

発言する機会を奪っていないか?

生徒は,授業中の発言に関して,空気を読んでいる。 小学生の頃,私は自分から発言することを躊躇っていた。 なぜかと言えば,私が発言することで,他の誰からの発言の機会を奪ってしまうからだ。 まして,挙手をしても最初に指名されることはない。 その経…

自責の念

卒業式が終わりました。立派な卒業式でした。 サプライズの動画も成功し,子どもたちの心に残ったようです。 最後の学活は,Mステの入場曲でスタート。笑 学級通信を読んで,嵐「ふるさと」の歌詞を贈りました。 生徒が帰ってからは,私にはまだまだやれるこ…

振り返り機能のある単元を持っているかー1・2月の振り返り

三年間の学び発表会 三年生の冬休み明けは受験シーズンとも重なり,充分な単元は実施が難しい。今年は,さらにコロナ不安で欠席の生徒も多く,少人数での授業が多くなった。 そんな中で,自由進度学習はうまく機能しやすいと気づく。「三年間の学び発表会」…