寒さが堪える季節。
居住を変えて雪のない道路も、温かな日差しも、幾分か私にとっては有難いことだ。
浜の風は時に身に染みますが、それでも、私はこの街を選んだのだと毎朝一歩を踏み出している。
なんて、そんな立派な日々ばかりではない。
しかし、自己卑下の言葉ばかり集めても日常は停滞する一方で、無理にでも自分を鼓舞して朝を始めている。
2月はやはり鬼門で、メンタルダウンの激しい日々が続く。わけもないザワザワした心が、自分ではどうしようもコントロールすることができない。数日間横になってただ時間と気力の回復を待つしかない日がたくさんあった。
毎日研究に向かっていかなければと思うのに、思うように起き上がれない日々が辛くて、悔しくて、言語化するのも苦しくなるとき、何も考えないようにしなければ、生きていくのが難しいと考えるようになった。
これは自分の生命を軽視しているとかではなく、発作のようにして、考えがばーーーーっと浮かんできて、暴力のように自分に向けて突き刺さってくる。ただただ考えるのをやめることでしか逃れられない時間になるのだ。
そんな1ヶ月ほどで、ほとほと疲れた。
誰かが悪いのでもなく、何かが悪いのでもない。
私という人間は、もう何年もこうなのだから、ただ付き合っていくしかないのである。