放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

説明的文章の内容を理解するためのちょっと変わった方法

1月の授業で,光村図書中学2年,安田喜憲著「モアイは語るー地球の未来ー」を読みました。 「ダウト!」 本文読解の授業の1時間目は,黙読→リレー音読をした後,2周目のリレー音読で「ダウト」をしました。 「ダウト」は,本文とは違う言葉に変えて読み,違…

助詞の違いで話し合う2

モアイは語る と モアイが語る ではどのような違いがあるのだろうか? それぞれに自分の考えを書いて、立ち歩いて交流する。一番納得する解を選んで全体交流の流れだ。 しかし、最初のクラスはメモをする準備を忘れて不完全燃焼。また、誰の解答に関心が向く…

助詞の違いで話し合う

冬休み明けの2年生の授業は論説文「モアイは語る−地球の未来−」を教材にした授業で始まる。筆者は安田喜憲さん。 文明は緑を食べる (読売科学選書) 作者:喜憲, 安田 メディア: 単行本 今回は,付属語の学習も兼ねて,題名の”は”に着目した授業を行なった。現…

学習は修行ですか?

「あっちこっち」アンケート 学校が再開した。 初日の授業は,大晦日をどう過ごしたか(最近は紅白を見たか見ていないかの調査が定番)で「あっちこっち」アンケートをとりながら,互いの近況報告をするような緩やかな1時間目を心掛けている。 「あっちこっ…

須田実編(2005)「読む力・考える力を育てるノート指導」

引き続き,国語科ノート指導に関する書籍を読み続けている。 ここにきて,2000年代のノート指導本に入ってきた。 読む力・考える力を育てるノート指導 小学1・2年 作者:須田 実 メディア: 単行本 この一連の調査の目的は,ノート指導の歴史的文脈を探すこと…

新潟県立歴史博物館編「あ,コレ知ってる! はにわ どぐう かえんどきの昭和平成」

縄文ブーム再来中なので,縄文時代に関する書籍を読み漁っている。 その中で,面白くて一気読みした1冊を紹介したい。 あっ、コレ知ってる!はにわ どぐう かえんどきの昭和平成 作者:新潟県立歴史博物館 発売日: 2019/08/04 メディア: 単行本(ソフトカバ…

授業への思い入れ

縄文文化交流センターに初めて行った。 私が生まれ育った町は,縄文遺跡群が多く出土する地域だった。小学生のときから縄文土器を作ったり,竪穴式住居に実際に入って縄文人の生活を想像したりする学習をよく体験した。 町を離れて生活するようになってから…

岩浅農也・横須賀薫編(1984)『ノート指導と板書』

学習記録のあり方は,授業者の問題意識や信念によって決まる 引き続き,これまでの国語科ノート指導の歴史を追うために,次の本を読んでいる。 子どもが見える授業技術入門 (4) メディア: 単行本 この本は「ノート指導と板書」をテーマとして,「子どもが見…