放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

板書はいつまで美しいといいのか

授業におけるノートは、板書を写す指導から始まることが多く、教師の板書技術がどうあるべきかを課題とする場合が多い。この意識は特に小学校の実践に多く見られるのだけれど、中学校で授業をする私も板書を美しく書けた方がいいなという思いはある。 実際、…

お休み

学会もパスして、2日間こもって本を読んだり、メモを書いたり。 コミュニケーション目的で人に会うのはいいかなと、最近思う。 良いと言われることは、頭ではわかっていても、感情は閉じていく。 週末後半は思考疲れで、しっかりと忘却して休む。 0か100かに…

書けない日の感情を振り返る。

今日は大学院の授業内で修士論文の第1章にあたる先行研究のレビューを発表した。私にとっては、発表という締切までに「書く」ということ自体に意義があった。「なかなか全体像が見えないなぁ」「よくわからないなぁ」と思いながらも、自分でも明確に説明でき…

情報探索の知識

中間発表会で先行研究の整理が課題だとわかってから、ずっと資料探索をしている。収集しては、読んで(書きながら読まないと理解が進まないので、ひたすらアナログでメモ)、そしてまとめる(まとめはデジタル、ワードで文章化)。あとは、話すようにしてア…

思考を促すことばの提示

充実した学習記録の記述はどのように生まれるのか。 そのヒントとして、学習の手引きを読む。 大村はま国語教室 第3巻 古典に親しませる学習指導 作者: 大村はま 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1983/01/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る…

アランフェス

東京オペラシティ。 フィリピンフィル。 3階席1000円。 アランフェス協奏曲。 モバイルを持たなくなってすっかり時代遅れの人間。 移動中に読んだ本。 伏線の女王。 かがみの孤城 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2017/05/11 メディア: …

困っている。

大村全集12巻より、学習記録の効果・効用のまとめ。それからノート指導実践のまとめ。そして大量に文献印刷。要領を得ていないが、時間を使ってとにかくやっていくしかない。「しかない」と言っている時点で、思考停止している自分に気づいている。だいぶわ…

「そもそも…」に立ち戻る。

修士論文中間発表会が終了。 発表内容としては、これまでの記述分析の結果と考察、章立ての報告だった。自分でも課題だと感じていた研究としての位置づけが十分に言語化できておらず、今一度「学習記録」の意義を問い直すことが必要だとわかった。学習方法と…

次のことを考え続ける

昨日と今日はほぼ2日間まるまる資料作成で過ごす。4月から始まった記述分析の視点は、5つの単元の授業分析の視点を得ることとなった。どの授業も反省しないことはないわけで、ジャッジを下ろさずに認識を記述していくことが最も困難なことだった。極端にネ…

小手先だけの分析になっていないか?

これまで試論として取り組んできた記述分析を、一つの枠組みに沿って可視化する作業を行っている。記述を数値化して表やグラフにすると、今まで見えなかった事実が浮き上がってくる。 しかし、このデータは仮想世界のもの。私たちは授業分析をしようとしたと…