放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

甲状腺、「揃わない前提の授業とクラス」、iPad

甲状腺の定期通院で札幌に来る

11月以来の通院だ。

雪解けは進んでいるものの、道横には大きな雪の山。

やはりここは、今私が住んでいる街とは違う気候なのだと感じる。

 

血液検査では甲状腺で作られる甲状腺ホルモンの量を測定する。

FT4という甲状腺から分泌されるホルモンが若干基準値以上だった。甲状腺機能亢進症の特徴である。

ただし、FT4を元にして肝臓で作られるFT3は基準値内。つまり、甲状腺ホルモンの全身への作用は正常である。体調的には問題ないだろうとのことらしい。

白血球量のWBCは少し高めだが、日常の体調には影響はないとのこと。

年度末疲れのせいか、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンの分泌を促すTSHは基準値以下。うつ状態ではTSHは低値となることもあるので、まあ、そういうことなんだろうと思う。

ストレスとうまく付き合っていくしかない。

 

1年間を振り返る季節がやってきた

Amazonを除くと、3月のリセット期に合わせた書籍が軒並み上位にランクインしている。

注目すべきは、「揃わない前提」と名付けた授業づくりネットワークか。

11月以降、外に出ることを控えて、極力本務を中心に思考が回っていたが、どの提案にも現実の教室の姿が浮かび上がるようだ。

読者はクラスのあの子や、わたしの担任したクラス、授業で這い回る自分のことを思いながら読むだろう。

「揃わない」というのは、もはや教室の実感レベルの言葉なんだなと思う。

私も1年間の授業を振り返る時期になったけれど、やはり「お付き合い」いただいている感は否めなくて、「ほんとうの学び」というものを考えざるを得ない。

 

新しいiPadを買う

大学院から現場に戻った際に買ったMacBookがいよいよ寿命を迎えている。

1年間の学習記録づくりにおいては、手書きとタイピングの狭間で悩むことも多かった。

共同研究者である子どもたちは、多いにデジタル化の実証実験に取り組んでいたし、

紙とペンに拘り続けた部分もあった。

その中で、ずうっとタッチペンの存在が気になってきた。

 

今年は手帳を手放して、記録をスマホとChromで一元管理したのだけれど、やはり思考はノートだった。

私は基本的にメモ魔なので、全てをメモすることで全体像を掴む。どこでわからなくなったかをたしかめたり、新しい発想が生まれたりするのは、手書きの作業になる。

まとまった文章を書くときのプロット、テスト問題の下書き、単元構想メモなど、自分が考えるために必要なツールは手書きメモだった。

それでもやはり現実的に大量のメモを見返す時間というのはなくて、どっちつかずな状態にある。

 

もはや迷っている場合ではなくて、仕事のために必要なツールは自分のお金で買う。

むしろ遅すぎるくらいだろうな。

 

ビッグカメラでは春の商戦中ということで数分で買うことができた。

明日からはタッチペンというツールが自分の思考とどう関連していくかが楽しみだ。