放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

森美術館「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」

体験型インスタレーションで構成されており、最近では珍しくなくなった撮影可、インスタシェア可の展示。見る行為をさまざまに映し出す。 《反射する港》 例えば水の上にゆれている舟。 実際には水などなく、機械的に動いているだけである。しかし、見た人は…

遊戯空間 詩×劇2018 『つぶやきと叫びー礫による礫ふたたびー』

テキスト・和合亮一、演出・篠本賢一、於:新宿区立新宿文化センター。 当日券で滑り込むも、満員御礼。 椅子席の前に座布団に座って見る人がいるくらいだ。 ことばの力、声の力に圧倒される。 特に、「書いても書いても何も書けていない」というのが印象に残…

修了式

修士2年生が修了を迎えました。

記録のまとめはいつするのか

日々の記録を、ある程度の蓄積を持って一度まとめる機会を持つ。そのタイミングはいつがよいのだろうか。 ある程度の厚み(量)が必要だと考える。学校のスケジュールで言えば、前期・後期で分けて年に2回実施するのがいいのだろうか。一定の評価時期である…

学習記録を通して見える力

今年度最後の授業参観。自然と1年間を通じて学習者がどのように成長し、どのような課題があるのかという視点になる。学習記録のことで言えば、記録の質についてどのような違いが生まれているのか考える。 「何を書くか」ということがわかっても、それを表現…

「完遂」

学習記録の題名より。 誰がこの言葉を選択するか、関わっている当事者としては興味深い。しかし、自分でも意図しないような前向きな言葉が具体として教室に表れる、このことが何よりおもしろいと思う瞬間である。

記述の視野の広がり

今日はある生徒の記述から。 一年間の国語の授業を通して、たくさんのことを学び、身につけてきました。授業の内容は、漢字や辞書引きを毎日少しずつやり、教科書をすすめることの繰り返しでした。本を読んでくれることもありました。最初は、漢字、辞書引き…

学びを名付ける

今日は過去3年間の学習記録のデータベースづくりを終える。 表紙の条件設定、題名の考え方、生徒の国語科授業への意識、作業に適応/不適応する生徒の特質 など、改めて記録に目を通しながら気づくことがある。 学習記録の題名には、こちらがはっとさせられ…

授業記録と教師の言動

毎時間の授業記録の実践を読んでいくと、その記録を筆者自身のリフレクションとして重視される場合と、授業者の授業分析の視点に重点がおかれている場合が見られる。どちらの視点もそれぞれに重要だと思うが、教師が生徒の記録を読む行為においては後者が重…

書かれていることをどこまで信用するか

生徒が書いたものを分析する際に、どの程度その言葉は生徒の本心を表しているのか、という問いを必ず受ける。教室で書かれるものは、教師や級友に読まれることを前提として書かれることが多く、その前提を踏まえて読まなければならない。ただ問題としたいの…

他者に開いている記録を

教室で学習記録を作っている時に迷ったことは、個人の学習記録をどこまでオープンにするかということだった。 学校では個人に対する評価が行われる。学習記録には授業で扱ったすべての資料を綴じることにしている。その中にはもちろん、具体的な評価結果が示…

過去の資料整理

資料を整理しながらも、人は学んでいる。忘れていた記憶を取り戻す。どんな瞬間に学ぼうと思うのか、自分に聞いてみる。

1日を終える

今日はずっと原稿作りやその他事務的な仕事ばかり。自分の論文の準備は進まず。定例の進捗報告会は継続中。仲間も頑張っている。劇的なことは何もなく、淡々と少し肌寒い3月が過ぎていった。

過去の実践を未来で生かす

今日は国語科授業参観の日。先輩の学習が次の学習者へ手渡される場面を目の当たりにする。先行く人の圧倒的な言葉の力を知って「あぁ…」っと声をもらしながら、自分もまた同じ課題に挑戦しようとする姿を見る。過去の実践を未来で生かすことは、これまでの自…

インプロ体験を振り返る

こどもたちとインプロ体験をすることがあり、その中で自分の行動に対してどのような規制が働いているかということを考えている。 一緒にインプロ体験をした方が「いかに自由でいられるか」という話をしていた。そもそも自由な姿がどのような姿なのか、という…

今週の作業

主に修士論文のデータ整理をする。具体的には生徒の記述の文字起こしと、打ち込みながら気づいたことを付箋に書いていく作業である。一定の作業に飽きてくると違うことをしたくなり、実践の記述に戻る時間もあった。アウトプットの時間も先週同様に持ててい…