初任者研修でお話を聞いて、助言、という仕事をしてきた。10人ほどのグループの中で話したことは5つ。
1.やれることとやれないことがある。
2.職員室の真ん中で困っていると叫ぶ。
3.足を引っ張り合わない。
4.サブカルを学ぶ。
5.登山ルートが違う。それぞれにストーリーがある。
お話を聞いてみると、指導するかしないかのボーダーラインのことや、理想の教育像の違いなど、同僚の先生たちとの微妙なズレが浮き彫りになった。
慣れてしまって違和感を感じないこともどんどん言語化されていくので、私の方が問題に向き合う場になった。
参加しながら、初任時に授業を定点観測してもらったことを思い出した。初任者指導の先生がいて、毎回1、2枚のレポートとして紙にしてくださったのだ。そのおかげで、自分の課題を時々思い出しては立ちどまることができた。
しかし、自分が初任者だった時と今の先生たちの話には違う文脈がある。自分の経験だけで語れない。私ができることは、できるだけ一人一人のストーリーに潜り込んで、同じ目線で見つめる努力をすることだなと思った。
ひとつ気になったのは振り返りシートを紙ベースにすること。
大人なんだからデジタル共有できるといいのにな。