放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

国語研究会夏の勉強会に参加する。

渡島国語研究会夏季学習会

 7月28日午後,地域の国語研究会の夏季学習会に参加する。春の学習会からの継続参加ということもあり,少しずつ研究概要や実践内容が見えてきて研究会の一員としての参加意欲が湧いてきた。

 基調講演が1つと提案が3つ。それぞれの中学校でどのような実践家がいるのかを知ることができた。加えて,小学校実践については,教材自体に触れることも私にとっては貴重な経験である。春の学習会で素材研究をし,7月に実践したものを記録として残す。このような,長期的なスパンで複数回の検討を挟んだ実践は,それだけで実践の厚みが生まれる。丁寧に学習者と教科の専門性を結びつける授業者でありたいと思った。

青年国語研究会夏の学習会

 7月29日10:30頃会場に着く。月1回程度オンラインで開催している研究会の対面会(参加者はスピンオフと呼ぶ)。お昼休憩を挟んで17:00まで。ひたすら対話なわけだが,オンラインでのそれぞれの実践や思いがつながっていき,それぞれの先生によってまた新たなものとして形作られていくのはおもしろいなあと何度も思う。

 青国研は,どの学習会よりも子どもたちが書いたものを読むことに価値を置いているので,参加しながら私ももっと学習者の言葉を読みたいな思っていた。その点から考えると,現状は教材をどう授業化するかとか,評価をどのように行うか,といった教師の指導性に時間を割いていることがわかってくる。もちろん教師の指導性も必要なのだが,学習者の思考や表現と合わせて深い学びの場が形成されていくことを考えると,両方の思考のクセを意図的に持つ環境が必要になるなと考える。

ワールド・クラスルーム

 夜は花火大会の喧騒を逃れて,森美術館へ。20周年記念の企画展である。映像作品が特に重厚で,閉館ギリギリまで見入る。

 日中の先生方とのやりとりで「自分の体験していないことをどう語っていくか」や「言葉で表現することだけが探究なのか」といったやりとりがあったので,その言葉に引き寄せられて見るものが多かった。

イー・イラン「TIKAR/MEJA(マット/テーブル)」2022