放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

先生は街にあふれている。

昨日、少し髪を切った。

 

卒業担任になると、願掛けをして髪を伸ばす私なのですが、卒業生を送り出してからはすっかり軽くなりました。

 

引っ越してからの美容室選びはなかなか決断が重要で、美容師さんによって合う合わないがあります。

 

今回は大学から歩いていける距離にたくさん美容室があり、なおさら選択が困難でした。

その中でも、親子連れが入りやすそうな美容室を選んでみました。子どもと一緒に髪を切りに来るお母さんのための憩いの場です。お母さんたちの日常があります。

 

私の担当の美容師さんは、初めから美容師を目指した訳ではなく、紆余曲折あって美容学校に通い美容師になったそうです。そして、自分の店を持つという明確な目標を設定し、実際にその目標を達成したのでした。

 

いつからでも学べるし、いつからでもリスタートできる。

短い髪を切るには少ない時間なのに、素敵なことばがたくさん出てきます。ここに決めよう、初回で思いました。

 

昨日は甥っ子姪っ子へ、叔母の立場からみた教育の話でした。子どもたちの行動を見て、

「あー…これは将来困ることがありそうだな」

そう思うことは、機会を見て相手に伝えるそうです。学校教育でもない、家庭教育でもない……身内教育とでも言いましょうか。

 

そう言えば、今まさにその単元を扱っている先生もいらっしゃるでしょう、光村図書2年掲載の小説に「アイスプラネット」というのがあります。

この小説には、主人公の少年に影響を与える叔父が出てきます。その話に似ているのですね。

 

子どもたちはどれだけ意識しているかわかりませんが、こんな風にして先生や親だけではない第三者が、あの子の将来身につけるべき力をつけることはあるのです。

 

髪を切ってもらいながら、ぜひ教室で、子どもたちにも話してほしいな、と心に描くのでした。

 

先生は街にあふれています。