放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

いかに心を開いて話し合うことができるか。

集中講義2日目終了しました。

いやー、続けて何時間も話を聞いて考えたので

久々にあたまフル活動です。

今はまだやりきった高揚感がある感じ。

 

というわけで、まだ熱が冷めやらぬ状況ですが、

たくさんのヒットポイントがあった2日間でした。

特によかったと感じるのが、10人の参加者が

心を開いて自分の考えを話しやすい場になった、

ということです。

 

現職もストレートマスターも自分の体験を掘り起し、

予測不可能な事象との出会いと、

そこからの省察を考えました。

その共有は、2日間に渡って繰り返し議論され、

何度も意味づけが行われたし、

構造的にどのように考えられるのか理論を学びました。 

国語科授業研究の深層―予測不可能事象と授業システム

国語科授業研究の深層―予測不可能事象と授業システム

 

 このテキストでは、主に社会システム論の「自己組織性」を理論のベースに考えています。

そこから、授業を成り立たせるには、構造・機能・意味といった3要素を見い出していきます。

これは教師が授業を考えたり、学習者にとっての授業はどうかを見たりする際に

一つの切り口として役立てることができるでしょう。

 

・・・ということを、私たちはラーニングパートナーと共に

確認しながら進める学習過程を取りました。

そこでは、傾聴や話題の捉え、相手に寄り添った発言、自分の考えの主張など、

対話から考えを深めるために必要な要素にも気づいていきます。

2人で話し合うって、そういう小さな行為の積み重ねで深まるものなのだな

と実感しながらも、学びは続いていきました。

 

学習内容はもっと多岐に渡っていて、

私自身のこれからの研究にもつながっていく質の高い学びだったなと思っています。

 

また明日から通常の授業は続きます。

今日は1日束の間のお休みです。