放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学習記録研究

「右に同じです。」

学習記録において、私と生徒の間で見られたずれの例を1つ挙げましょう。 私の指導していた学習記録では、毎時間の授業記録として、縦罫ノートの上段右に①学習内容、下段に②学習メモ、上段左に③振り返りを書く形式でノートを書くようにしていました。③振り返…

学習記録実践の言語化

うまくいったこと、うまくいかなかったこと、それぞれを書き出してみる。 自分の意図していたこと、意図していなかったこと、それぞれを書き出してみる。 フレームに収まっていたこと、収まりきらなかったこと、それぞれを書き出してみる。 どのようなことが…

断片的なメモを集める。

今日は朝から学習記録に関する資料の整理と、 これまでにまとめた断片的なメモを整理する。 何月何日にどういう学習をして、 どういうことに困って、 どういう対応をしたのか、 たくさんのメモがある。 生徒の反応もある。 研究したいことがたくさんある。

人間の記憶とはなんていい加減なのだろう。

昨日、四年前の学習記録を読んだ。 私はたしか、このように話して、子どもたちの間にこんなことが起こって、それでこうなったんだよな… と思っていたことが、 全然違った。 紙で残されているので、自分に反論できない。 私、こんなことしてたのね、と記録を…

書き続けると自分の熱量の変化がわかる。

自分で書いたものを読み返してみて おもしろいなと思うのは熱量の変化です。 熱量の変化は、切実さの変化と言ってもいいかもしれません。 切実さが薄まっている時の原因は、 何かに迷っていたり、 体力的に低下傾向にあったり、 暑かったり、暑かったり……(…

未完成で美しくないもの。

今週、もっとも心が弾んだ授業は国語科教育法だった。 今年は大村はまの歴史的アプローチによる検証がテーマだ。 詳しい内容は言えないけれど、大村はま実践の美しくない部分をたくさん見た。 そりゃそうだ。どんな教師にだって、試行錯誤はある。 大村はま…

倉澤先生が大村はま先生を「超人的能力」と表現したこと。

「大村はま国語教室1」を読んだ。解説は倉澤先生である。大村はま氏の研究に対する姿勢と裏側を具体的なエピソードとともに書いている。 その章立てで「2 超人的能力」とある。ここでは大村氏が講習会に参加した際の速記力、丁寧さを見て貪欲に学ぼうとす…