放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

一覧資料にすることで相対化を促す

大村単元学習の中では、作文やレポートを文集化することがある。

国語教師が評価をする際に、30人程度の記述を読んでいる途中で評価基準が変化していく(最初の基準を忘れてしまう)ことがあると思うが、その変化を防ぐために、似たような作品を分類したり、全体をもう一度俯瞰したりすることがあると思う。

学習者の実態を把握して次の授業へ活かすためには、全体の状況を知ることが必要で、一覧資料は全体の中での一人一人の把握を促す。

それは、教師だけのためではなく、学習者のための教材にもなる。一覧資料によって、自分の成果を他者との比較の中で捉え直すことができるからだ。