作文の授業の学習記録分析つづき。
記述内容を整理すると、自己評価や次の時間への展望の記述が目立つ。読みの授業と異なるのは、ゴールイメージがはっきりしていることだ。
書くという作業は「書き終わる」イメージが生徒の中にもある。今回の授業では枚数指定もあったことにより、「〇枚書けた」という記述も多かった。そして、単元全体を通してそのイメージに向かって進んでいるため、記述内容も進捗状況が多くなる。
それに比べると、読みの授業では比較的一時間ずつの成果が書かれることが多いなと思う。導入で何を目指して学習活動をするのか説明しきれていないことも原因にあるが、読みの授業ではその時間ごとにしたこと+学びの記述が多いように思う。
書くことでもそうした書きながら気づいたことを記録する力も必要だと思うので、どちらの方向がよいということではない。ただ、記述内容の様相から授業スタイルをとらえられることがおもしろいと思う。