放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学習のあり方そのものが問われている。

学習記録研究の中で,国語科のノート指導に関する読書を続けている。

現在読んでいるのは,白井勇著『思考力を伸ばす国語科ノート指導』。

「愛着の持てるノート」というのがキーワードとして挙げられる。

学習記録というのは,板書や練習のような一度きりの筆記作業だけではなく,その時々の自分の思考の過程が残されて,記録とともに過去を現在に何度も引き戻しながら進んでいくものだ。そのようなノートは自分の学習そのものとして,簡単に捨てることはできない。

書くことで考え,書いたことを読むことでまた考え,何度も過去の学習に立ち戻りながら新たな地平に自分を立たせる。

記録を活用して学習していく学習のあり方そのものが問われている。