放課後の渡り廊下

教育に関してあれこれ迷い悩みながら書いています。

学習者と授業者のあいだの目線で授業をみる。

私たちは「おもしろい授業」を考えるのは得意だけれど、

その授業が確かに効果があったのか「検証する」ことを曖昧にしている。

昨日はそのことを前提にして、主として授業研究の方法を学んだ。

 

大学院生になってよかったと思うのは、

自分が学習者になれる、ということだ。

 

どういう授業構成になっているか。

話し方はどうか。

問いの投げ方はどうか。

何を学生に聞き、何を説明するか。

何分に何回笑える場面があるか(私にはここが重要、笑)。

その時、自分はどう感じるか。

他の学生の反応はどうか。

 

もちろん、院生はただ「学ぶ」だけではなくて、

常に他の人がない情報を提供する側であることも必要だ。

現職の立場は自分の経験から見えることを言語化する。

レベルの高い協同学習が行われていると日々思っている。

 

だから、授業の受け方は話の内容をメモすると同時に、

授業が構成的かどうか、

教授法はどのタイプか、

学習者の活動はどの程度活発で

どの程度思考が促されているか。

そういったことを考えながら授業を受ける。

授業者にとってはあまりいい学生ではないかもしれない。笑

 

来週から東京の中学校へ授業参観に活かせてもらえることになりそうだが

授業の記録をどうしようか、いろいろ模索してみようと思う。

そして、記録をたくさん残そうと思う。

私は現場にいて記録を残すことを重視してきたけれども、

圧倒的に少なかったとも思っている。

記録を残すのに、一人では限界がある部分も見えている。

 

授業後に振り返って個の力が見えるもの、

教師の特徴が見えるもの、

この2点は最低でも重視したいと思っている。

 

 

それにしても、大学院生で余興ビデオを作成するために

昨日は空きコマが埋まってしまった。本が読めなかった。

それでも、同期はとても意欲がある素敵なメンバーなので

協同で創作するのも一人一人の活躍がおもしろい。

ここでも学ぶところがたくさんある。